ダフロン

2013年05月05日

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 5/鳳乃一真

4047287997龍ヶ嬢七々々の埋蔵金5 (ファミ通文庫)
鳳乃一真 赤りんご
エンターブレイン 2013-04-30

by G-Tools

大イベント《七夕祭り》が近づいてきた。何と抽選に当たればGREAT7がどんな願いも叶えてくれる!?(……ニヤリ) 一方ある《遺跡》攻略に乗り出した俺たち冒険部は、第七高等部生徒会の面々と遭遇。新たなライバル勢力!?と思いきや「我が校に転校してくる気はないか?」って、どういうこと?

 七夕に願いをこめて
 
 最強地縛霊少女(ただしニート)の"埋蔵金"をめぐる、奇想天外トレジャーハント・ロワイヤル。
 
 新勢力出しすぎなんじゃこら。冒頭にキャラ相関図とか公開してくださいおながいします。
 主人公・重悟と冒険部のメンバーが一心を刺した吉野咲希を探し、「七夕祭り」で悪事を企み、新たな遺跡で出会った新勢力と対決しと、いくつもの事件が同時進行していく展開が飽きさせませんでした。
 新キャラ一人ずつにも重い過去と深いドラマがあり、ますます群像劇めいてきました。
 
 行方をくらませたゆんちゃんの捜索や、何故か加害者を庇う一心部長の狙いを推理する天災や重悟の情報力や洞察力には驚かされるばかりだけれど、そんな名探偵の彼女をもってしても七々々ちゃん殺害事件の真相究明は諦めなければならないほどの謎なのかと、改めて問題の難題さがもどかしいですね。
 重悟は周囲の女性が他人のことを口にすると嫉妬するところが小さい男…いや、可愛い奴ですね。
 
 新勢力・第七高等部生徒会は、どこか重悟たち冒険部の雰囲気と似ていて、それでも比べ物にならない数の七々々コレクションを所持した格上の相手との対決は、これまでで一番の名勝負でした。
 プライドを賭けて取り決めたルールを守った上で、死角をついた駆け引きが行われ、互いに全力でぶつかり合い、勝っても負けても後に禍根を残さないフェア精神が清々しく、どちらも素晴らしかった。
 
 天災まで引き込んで雪姫姐さんたちと手を組んで、GREAT7にどんな願い事を叶えさせるつもりかと思えば、微笑ましい真相に頬が緩みました。大聖まで引き込んでたとは七々々ちゃんの影響力パネェっす。
 登場人物の人間関係やキャラ背景、ストーリー構造が複雑化しすぎて一気に詰め込み過ぎな感は否めないけれど、絡まりあった糸の、その中心にある真相への興味は尽きません。次回はゲームの幕開けだ。
 
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック