![]() | 緋弾のアリアXIV 招かれざる海霧 (MF文庫J) 赤松中学 こぶいち メディアファクトリー 2013-04-24 by G-Tools |
香港を訪れていたキンジたちは孫と遭遇し、激闘の末に一旦は勝利を収める。そして、極東戦役の交渉につくために敵の本拠地・藍幇城を訪れる。しかしそこには甘い罠が潜んでいて……?GIIIを一撃で倒した孫の如意棒が、再びキンジたちを襲う! 未曾有の大ピンチをキンジは乗り切ることができるのか
恋と戦争の女神
武装する探偵、『武偵』の卵の少年少女たちが凶悪犯に立ち向かう学園アクション&ラブコメディ。
キンジさんが恥ずかしポエムを囁いちゃうたびに笑ってしまうのって、わたしだけじゃないよね。
孫とココの襲撃を乗り切り、一時休戦で敵の本拠地・藍幇城へと招かれたキンジたちが、香港藍幇の内紛に巻き込まれるなかで、武偵としての誇り、男としての仁義を貫く姿に、そこにシビれる憧れる。
『妖刀』や『魔剱』という言葉がちょろちょろ登場し始めて、文庫を越えたオーバーリンクも期待してます。
ココ姉妹はこんなに脳筋キャラだったのかと呆れるくらいバカですねぇ。しかしウザカワイイいきもの。
豪華絢爛な藍幇城へ招待され、贅沢三昧の接待で『眷属』側に引き抜こうとする藍幇に対して、取り込まれまいと禁欲に徹するキンジと、口では心配無用といいながらもドレスや食い物や酒の魅力に負けていくヒロインたちのギャップが可笑しかった。女って奴はこれだからと嘆きたくなるキンジの気持ち、わかる。
対局を見据えた視野を持つ穏健派の諸葛や最強の戦士でありながら囚われの身である孫/猴は、敵だけれど嫌いにはなれないんですよね。ままならぬ現状に縛られている姿に同情を寄せてしまいます。
破格の待遇で寝返りを誘うココたちに、日本人は金や地位では動かない、心意気と忠義のみで動くということを見せつけてくれたキンジにはスカッとした。やるときはやるヒロインたちの戦いぶりも見惚れますね。
しかし、作者はレーザービームの攻略法思いつかなくて、後付けで弱点考えたろ。わしの如意棒は108式まであるとか、わいの如意棒は13kmやとか言い出したらもう打つ手ないでしょうしね。
ただ設定を加えたことで、孫との決着が劇的で印象強くなったところはさすがだなと関心しました。
一難去ってまた一難、新たな敵が現れましたが、好きだなぁスケールインフレしていくこういう結末。


