![]() | 刀語 第三話 千刀・ツルギ 西尾 維新 take 講談社 2007-03-01 by G-Tools |
【無刀の剣士・鑢七花と野心を秘めた謎の奇策士・とがめは、出雲の三途神社に。千本にして一本、千刀・ツルギを持つ次なる対戦相手は千人の巫女を束ねる神主、敦賀迷彩!】
カタナバカリ!w
四季崎記紀の12本の伝説の刀をめぐる新本格時代活劇。
最初の一本を基にした寸分違わぬ九百九十九本の予備。
消耗品としての刀の弱点を補うクローン刀。千刀・ツルギ。
刀を持たぬ虚刀流の剣士・七花と、これまた刀を持たぬ千刀流の使い手、敦賀迷彩の無刀取り対決が今回の見所です。
ってか、金偏に殺なんて字、Seesaaじゃ表示できねぇよ!
平凡で陰が薄いと言われてきた七花も立ってきました。
たんに根が単純で無邪気というのではなく、いかなる相手でも常に刀としてある彼の本当の姿が見えました。
そして奇策士とがめたんは、時代劇とは思えぬ萌えっぷりをかましてます。いやぁ、お姫様だっこは良いものですね。
戦闘の最後に、直接手を下した七花ではなく、野望のために他人を犠牲にすることに躊躇し始めたとがめの変化は、あとあと話が展開するうちに重要になってくるのでしょう。
もし七花が戦いに負けたり、敗れたりするようなことがあれば、それはとがめの迷い、ためらいが原因になりそう。
宇練銀閣同様、敦賀迷彩の悪人だが悪に染まりきらないグレーな生き様と独自の志向をもったキャラが好きでした。
さて次はいよいよ、「拙者にときめいてもらうでござる」の口癖だけでもう濃さ十分の日本最強の剣士、錆白兵の登場です。
いまから胸を高鳴らせて待ちましょう。
以下、今回のメタ名言
水準外の漢字をそんなに使いたいのか!
みんなそう思って言わないことを、アンタが言うなよ!
この企画、そもそもそこまで辿り着けるかどうかすら怪しいのだ
もしいままでの伏線を回収できなかったら・・・・・・覚悟しろよ?
映像化するとき簡単そうだろう
アニメ化まで視野にいれているというのか!