![]() | モノケロスの魔杖は穿つ 2 (2) 伊都 工平 メディアファクトリー 2007-02 by G-Tools |
【ある日、立木ヒロは魔術師の麻奈と一緒に買い物の帰り道、見知らぬ町に迷い込んでしまう。そこには師匠と修行に励む長川律の姿と、誰にも抜くことができないといわれる「神剣」があった】
二大怪獣、激突!!
国王になってしまったお人好し少年の国造りファンタジー。
自分の王国を作り、「荏原の新王」と呼ばれるようになったことで様々な勢力の監視を受けるようになってしまった立木ヒロ。
今回は王国の軍部。お節介焼きの正義の味方、長川律と誰にも抜けない神剣アレイオンを巡るお話です。
「剣を抜いた者は勇者の称号を得て旅に出るのだ」でワロタ。
いつも迷いなき正義の道を行くヒーローガール・律の抱える苦悩の大きさとドロドロとした憎悪の深さに驚かされました。
あれだけ慕っていた師匠フヴェルゲルミル相手でさえ、憎しみで我を忘れるほどに強烈なトラウマが彼女の正義の裏にはあったんですねぇ。
力なくば正義が通らず、正義がなくば力をもつ意味がない。
正義も悪も、力で貫き通そうと戦う師弟対決が燃えます。
つづく、大巨人と本州のバカでかいスケールの怪獣大決戦はもう手に汗握ります。どれだけ非常識なんだこの世界はw
相変わらずの腹黒さとニヒリスティックな麻奈も素敵すぎですが、より一枚上手の活躍を魅せたのは立木ヒロですね。
てっきり流されるだけの甘ちゃんだと思ってたのに、密かに麻奈や律にガードをつけていたとは、しかも最後で无耶志国にけん制と外交を持ちかけた交渉術はなかなかやります。
前巻、やや読みづらかった細々とした印象を吹き飛ばす、
いかにもなバカバカしさが増してよろしかったかと思います。
さあそしてヒロとヒロインたちの恋模様も気になるわけですが・・・、なんか律も麻奈も彼のこと眼中になくないですか?
若干、彼への好意が芽生えかけてきた律に注目ですが、ヒロとしては麻奈フラグが立ってんですよね。私もそっちを期待。
それでは次は学園モノに戻って、お姉ちゃんの復活です。


