ダフロン

2013年03月21日

GJ部◎/新木伸

409451399XGJ部◎ (ガガガ文庫)
新木 伸 あるや
小学館 2013-03-19

by G-Tools

いつもの放課後、いつもの部室……再び。1~9巻では描かれなかった「GJ部」2年間の出来事が、ついに語られる?謎に包まれていた京夜(きょうや)の袋詰め入部エピソードから、目的地が不明だった夏の合宿。そして、卒業後の春休みに待ち受ける、真央(まお)たちといっしょの卒業旅行まで! ……って、あれ?

 青春の大波を乗り越えて

 個性豊かな5人の美少女たちとのゆるふわなひとときを描いた萌え四コマ的コメディ。

 ついに奴らが帰ってきた! 毎週アニメで見てますけど! 来週最終回だけど!(´;ω;`)ブワッ
 GJ部無印本編では語られなかった、キョロ入部エピソードから卒業後のアレコレまで、三年間を通しての語られなかったマル秘エピソード、及び、いつもの4ページ=1話構成では語れなかった長編エピソードを収録したお話になってますが、短編でも話が長いいいい!って思えるのはこの作品くらいだよなぁ。

 キョロの入部エピソードはほぼ想像通り、GJ部の面々に馴れてない初期の感じが初々しいですね。
 他の生徒からは避けられているGJ部ですが、あんな可愛い美少女たちが揃っていて、何故避けるのかわかりませんな。噛まれるからですか、ご褒美じゃないですか。部長が噛みまくりでちっさ可愛かった。
 誤解され気味の女性陣のために珍しく怒るキョロが、やっぱり男の子だった。覇王色の覇気出てた。

 旅行話の短編は、どちらもゆるふわですねぇ。部室に違法な泊まり込みを敢行しながらも、自炊はしない。朝はカップ麺やら、昼は店屋物やら、折角のお泊りなのに料理とか頑張ったりしない感じがゆるい。
 卒業旅行は、珍しくエロいサービスシーンがあったりなんかして意外でした、こういう、如何にも男性読者が鼻の下を伸ばすようなネタとは無縁な感じだったのに、最後の最後で一体どうした!グッジョブだ!

 卒業式前日を描いたエピソードは、アニメ版のCパートと繋がって、やめろよーぅ! 泣いちゃうだろ。
 部室を離れて、横溝やら、新城やらも登場して、キョロのクラスでの扱いぶりなども垣間見られて、外伝らしい楽しさが味わえました。「つまらないけれどかわいい」と何だかんだ人気のアニメ版も、あれは狙ってやっていたんでしょうか……全員EDは神出来ですよねあれ。今度こそ、お疲れ様でした( ・`д・´)ゞ

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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