ダフロン

2013年03月11日

魔法科高校の劣等生 9 来訪者編 上/佐島勤

4048914235魔法科高校の劣等生(9) 来訪者編<上> (電撃文庫)
佐島勤 石田可奈
アスキー・メディアワークス 2013-03-09

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アンジェリーナ=クドウ=シールズ。雫がアメリカに渡り、入り替わりで魔法科高校に入学したのは、金髪碧眼の留学生。彼女を見た達也は、瞬時にその『正体』に気づく。大規模破壊兵器に匹敵する戦略級魔法師「十三使徒」の一人、USNAの魔法師部隊『スターズ』総隊長、アンジー・シリウス少佐。

 金色の一等星

 現代のエリート校である魔法科高校に入学した兄妹が繰り広げるマジカルバトルアクション。

 アメリカ最高戦力すら手玉に取りますか、真綿で首を締めるように追い詰めていく達也さんおにちく。
 魔法師の血液を奪う『吸血鬼』による連続殺人が発生し、日本とアメリカの魔法師の間で犯人狩り競争が起こって、達也とアンジェリーナの互いに鎬を削る魔法師の東西対決に手に汗握りました。
 新ヒロインは戦略級魔法師。ついに達也さんに匹敵するライバルが現れたかと思いきや……。

 金髪美少女の留学生・アンジェリーナとして一高に潜入したアメリカ軍の戦略級魔法師アンジー・シリウス少佐でしたが、達也さんにあっさりと正体を見抜かれるわ、任務は邪魔されるわ、魔法を破られるわ踏んだり蹴ったりで、アメリカの最高戦力とは思えない無残な扱いに可哀想なぐらいでした。
 確かにバレバレな彼女や任務を命じた政府にも問題あるけど達也さんは女の子にも容赦無いなぁ。

 アンジェリーナ視点で捉えると、達也と深雪は完全に悪役ですわ。彼女としては、やりたくもない脱走兵の処分や慣れない潜入捜査でイッパイイッパイなのに、達也さんの存在でさらに調子を崩されて、魔法戦でも達也と深雪に連敗して、スパイとしても魔法師としてもフルボッコで立ち直れねぇわ。
 学校で親しくしている留学生だと知った上で本気で心を折りにいくこの兄妹、まさに悪魔である。

 というか、達也さんはアンジェリーナと戦う必要性は特になかっただろ。先に犯人捕まえましょうよ。
 っていうか、相変わらず実力を隠さないな! ここまでやったらもう『普通の高校生』じゃ通じないでしょ。一高のメンバーならともかくアメリカ軍相手に知られるのはマズイでしょ。秘密主義とはなんだったのか。
 えっ、それで今回は上中下構成なの? そんなに本気出せるなら、とっとと解決してよねーもー。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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