神様のお仕事 (講談社ラノベ文庫) 幹 蜜桃 まむ 講談社 2013-03-01 by G-Tools |
ただの高校生だった真人が突然神になっていた。そこに現れた下級生の黒須千鳥は「我が神社の神となってください」と彼に懇願する。千鳥は黒須神社を守る巫女だった。何の取り柄もない自分が力になれるのならばと話を引き受け、神の仕事を始めるのだが…。
学園の不敵な巫女
神様になってしまった少年と世間知らずな天才巫女が繰り広げる人助けラブコメディ。
巫女さん黒っ! 清楚可愛いのに腹の中が真っ黒じゃないですかーいいです! 最高です!
ある日、突然神様になってしまった主人公・真人と、彼を新たな祭神として社に招いた巫女・千鳥が、没落した神社を再興させるため、人知れず人助けに奮闘する姿がとてもハートフルで癒されました。
こういうの好きだなぁ。面白いとか、売れるとか、そういうのはさて置いて、私好みな作品でした。
巫女である千鳥の願いを聞き入れて、神が不在だった彼女の神社の主神となった真人ですが、彼の意志とは裏腹に、ひたすら甲斐甲斐しく、盲目的に奉仕する千鳥に日常生活をかき乱される姿が愉快。
真人としては、損得抜きに人助けがしたいだけなのに、他の土地神や神社をライバル視する千鳥はやたら協調性がなく、微妙に常識も欠けていて、完璧に思えて予想外のオモシロキャラっぷりも可笑しい。
人助けといっても、失せ物探しやら、恋愛祈願やら、ささやかな願いばかりなのですが、そうした者たちにちょっと手を貸してあげて、幸せになる手伝いをしていく光景がほのぼのとしてこころ温まります。
他の神様たちも、やけに人間味があって、全知全能とは程遠いのですが、日本の神様って実際こんなんだろうなぁと親近感を抱きました。神様のルールに縛られない真人の"神助け"も素晴らしかった。
どうしてなんの変哲もない人間だった真人が、神様になったのかについては、最後に明かされるのですが、千鳥さん重いー! 愛が重すぎるー! だが、男なら一度はこんな巫女さんに祀られたい!
朱理媛神&鈴音さんの天満神社ペアは、出番が少なかった割に強い印象を残しているので、次回は鈴音さんVS千鳥さんの腹黒巫女対決とかして欲しいですね。やはり巫女は腹黒に限る!
表紙イラストが ちょっぴりエッチで 可愛いですね。
(絵画同好会)。
小説を 読みながら 千鳥さんを 思い浮かべるのは どんな少女かなぁ?表紙の女の子かなぁ?AKB48の大島さんかなぁ 友美さんかなぁ。
僕も あの娘を 思いながら 読んでみたいナァ
小説同好会(名前検討中