ダフロン

2013年02月16日

ロウきゅーぶ!/蒼山サグ

4048914111ロウきゅーぶ! (12) (電撃文庫)
蒼山サグ てぃんくる
アスキー・メディアワークス 2013-02-09

by G-Tools

公式戦に向け慧心女子バスケ部の練習メンバーも十人になったのだが、チームワークはいまだガタガタのまま全く進展を見せず。おまけに昴に対する五年生の信頼度も万全とは言えない状況で…。そんな折、紗季の商店街主催のお祭りで屋台勝負が始まった。

 幼女たちのメシがウマい100の理由

 女子バスケ部のコーチになってしまった男子高校生と5人の女子小学生たちのスポ根コメディ。

 グルメ漫画かっ! もう『ロウきゅーぶ!』は、バスケじゃなくて料理させてればいいと思うよ!
 ようやく部員が十人揃い、公式戦へ出場できるようなった慧心女子バスケ部が、難点だった六年生と五年生の溝を埋め、ライバル・硯谷女子のメンバー達を一致団結して迎え撃つ光景に燃えました。
 いざ行かん、小学校という希望の大地へ! 今回も、すばるんコーチの名言がキレキレでした。

 紗季の商店街のお祭りで屋台を出すことになり、六年生と五年生で勝負をしようと、女の子たちが料理特訓してる間に、すばるんは何一人だけ人ん家のメイドさんとキャッキャウフフフしてん…ロリコン許すまじ!
 お祭り当日、アクシデントが起きて屋台勝負どころではなくなってしまうんだけれど、助け合って問題を解決していくうちに、六年生と五年生の間に絆が生まれて一つにまとまっていく友情が素晴らしかった。

 硯谷の問題児・葦原怜那を警戒して、五年生のためにアレコレと策を練るすばるんコーチがまたしても冴えていた。幼女のことと、悪巧みをさせると頭が回りますね。むけられる好意や女心には鈍感なのに。
 いざ、試合本番で、脅威だった怜那を作戦通り翻弄してても、これでいいのか、それで勝って満足かと葛藤して、彼女の実力を引き出して『本当のバスケ』で勝負しようとする五年生の姿に感動しました。

 個人技だけではない、チームワークで戦うバスケの戦術がわかりやすく描かれていたのがよかった。
 第二クォーターまで終了して、大差で勝ち越した五年生の大健闘に、先輩たち六年生が、続く第三、第四クォーターでどう応えるか。本気を出してくる強豪・硯谷にいかに食らいつくかが見どころですね。
 公式戦後半戦、宿命のライバルとの戦いの決着は! ところで個人的には、愛莉×綾がみたいです。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 五年女バスと合流し、10人となって公式戦出場要件を満たした慧心学園女子バスケットボール部。 しかし、椿、柊の真帆への、雅美の紗季への対抗心が消えた訳でもなく、1つのチーム ...
Weblog: ゲーム漬け
Tracked: 2013-02-26 23:06
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