ダフロン

2013年01月07日

それがるうるの支配魔術 Game6 リライト・ニュー・ワールド/土屋つかさ

4041006325それがるうるの支配魔術 Game6:リライト・ニュー・ワールド (角川スニーカー文庫)
土屋 つかさ さくらねこ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-12-28

by G-Tools

水那斗繋のメッセージを追っていたはずが、レビクシの光教団の中枢に踏み込んでしまったるうるたち欧文研メンバー。捕らわれまいと必死に逃げ回るなか、次第に10年前の事件の真相に近づいていて

 過去と現在を繋いだ、その先の未来へ

 この世の理をねじ曲げる魔女とその魔術を唯一破れる男子との常識と魔術を巡る学園ストーリー。

 結末の演出としてシリーズすべてのエピソードが繋がっていた、という綺麗なまとめにスッキリ爽快!
 レビクシの光教団の団員たちに追いかけられ、テーマパーク内を逃げ回るうちに失われていた記憶を取り戻し、解き明かされていく十年前の失踪事件の真実と、思いがけない真犯人の正体に驚愕しました。
 物語は終わっても、彼らのゲームは続いていく。もう少し彼らのゲームを見ていたかったなと物寂しい。

 タマキの推理が間違っていて、タマキが死ななかったという事態にホッとひと安心するも、タイムリミットまでに本当の真実を見つけなければいけないのに、教団員に追い回されてそれどころではない姿にハラハラさせられる。追手から逃げるにも、戦うにも、いちいちドタバタとコミカルで笑ってしまいます。
 ブラック小春さんや御剣たち女の子が強いのですが、もうちょっと男子も活躍して欲しいものです。

 徐々に思い出していく記憶を手掛かりに、辿り着いた真実は、これまで想像だにしなかった狂気を孕んだ壮絶な光景で背筋が寒くなりますね。このシリーズでこんな生々しいのは初めてじゃないか。
 過去から現代に至るまで、入り組んで絡み合った魔術の謎を一つ一つ解いていくタマキの名推理は神がかってますが、ただ謎を解いた後の処理のツメが甘かったなぁ。大人組がいてくれてよかったよ。

 繋さんや甲斐さんの暗躍は、本当に必要があったのかなぁというのが疑問でしたが、間違ってタマキが魔術を解いてしまったりする危険性や、るうるの近くにスパイがいる可能性を考えたら、その時がくるまで本人たちにも秘密にしておくのが最良なのか。大人げない大人たちの意地悪なイタズラ心というセンも決して否定出来ない気がするが……。なんにせよ幸せな結末で満足でした。次回作にも期待。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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