![]() | Add―機械の恋歌 仁木 健 角川書店 2006-12 by G-Tools |
【子供がほしい「無機人」たちのため試作された『子供の無機人』を預かることになったコウ。姉同然のミナからの頼みを断れるわけもなく、コウとアイは、疑似子育てをすることに・・・】
「空が綺麗に見えるのは、コウと一緒に居るからです」
ノロケ話ごちそうさまでした!
サイボーグ少年と超能力美幼女の人権問題提起的SF。
コウとアイの擬似結婚話は前にあったが、ついに擬似子育て話まで投入してきたか・・・。この惚気っぷりは、す、素晴しい!
よかった!このシリーズを読み続けていて本当によかった!
アイのこの殺人的な可愛さは、神ですか?降臨なのかッ!?
無表情から繰り出される『コウ好き好き』台詞にヤラレます。
今ではひねくれ者コウですら、すっかり手玉にとる技の冴えを見せるように。惚気つつも、尻に敷く。これは難易度が高い!
素直クール系ヒロインの最高峰だよ彼女は!
書き下ろしの2話は、マコト誕生話と再登場のちびカレル話。
マコトは身近にいたら「怖い」と思ってしまいそうですが、そんな能力を持ってしまった本人が一番不幸なのだよなぁ。
マコトには同情するが、カレルは嫌いなので勝手に傷つけ。
カレルは、自分の行為を悪と認識していながら、何故やめないのかと。「自分がやらなくても、いつか誰かが完成させる」とか言い訳でしょう。貴様のいう誠意には正義がない!
アイの可愛さにまず眼がいきますが、この作品の魅力は、
なにより『人間の尊厳』とか、『人の価値』といった重厚なテーマをストーリーの根幹に組み込んでいる点ですね。
子供を欲しがる無機人(ロボット)に「子供を『欲しいから欲しい』などという理由で作ろうとするのは傲慢だ」と訴える人間に、
「人間だって『欲しいから欲しい』以上の理由はないでしょう」
と、人間たちが見て見ぬふりをしている欺瞞に、皮肉のきいた切り替えしをしてくれるのがなんとも痛快です。
「Add」はもっと騒がれていい作品なのに人気低いよ!
というかアイの実力からすればハルヒなぞ蹴散らせるのに。
「Add」は、これ以上ない程のほのほの×ダーク系ですよ?
萌えとシリアスのバランスもバッチリです。絵師も完璧だ。
まあ確かにシリーズ中盤は多少ダレますが、長いトンネルを抜けるとそこはパライソです。
完結も間近ですが、皆さん、「Add」をよろしくお願いします。



「もっと騒がれていい」賛成です。
まだ最新刊は読んでませんが、アイは最高ですね。
まぁ、リンも好きですが。