ダフロン

2012年11月30日

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 4/鳳乃一真

4047285129龍ヶ嬢七々々の埋蔵金4 (ファミ通文庫)
鳳乃一真 赤りんご
エンターブレイン 2012-11-30

by G-Tools

龍ヶ嬢七々々、そして黒須参差。二人はとある外国のカジノにやってきた。目的は七重島の建設資金をがっぽり稼ぐこと! カジノの大物相手にギリギリの勝負を演じてみせた最強コンビは、さらに白い妖狐に護られた財宝が眠るという謎の遺跡へと向かう!!

 考えろ、裏をかけ。そして未来を手に入れろ

 最強地縛霊少女(ただしニート)の"埋蔵金"をめぐる、奇想天外トレジャーハント・ロワイヤル。

 うわぁ、このモブ可愛いなぁ。とか思ったら、メインヒロインの七々々ちゃんだったでござる!
 夢を叶える資金を得るため、裏カジノに赴いた龍ヶ嬢七々々と黒須参差の一世一代の大博打と、初めての秘宝探しの冒険から垣間見る七々々の計り知れない天賦の才に改めて驚嘆させられました。
 最初の七人にまつわる昔話やいつもと違って他愛のない冒険部の日常風景に和みました。

 強運にも頭脳にも恵まれた七々々ちゃんの天下無敵っぷりにはもう笑うしかありませんね。
 裏カジノの支配者に、"絶対に勝てない勝負"を挑まれ、完全に詰みの状態から機転を効かせて逆転してしまう、天然とも計算ずくともとれる直感や冴えが凄まじくて、周囲を圧倒する様が痛快でした。
 妖狐の守るお宝探しでも、潔癖さと優しさがあふれる姿がなんとも七々々ちゃんらしくて素敵でした。

 こっそり天災とデートを目論んだダルクがあっさり看破されて逆に弄られたり、そのとばっちりでモテ期到来と勘違いして調子に乗った重悟が女性陣から相応しい天罰を食らったりと騒がしくも笑ってしまう。
 無謀にも七々々にトランプ勝負を挑んだ重悟、天災、ダルクたちがアレコレと策謀や裏工作を尽くした挙句、七々々の起こした有り得ない手に惨敗したり、ホントこいつら毎日が充実してるなぁうらやま。

 彼らのやってることはまったくもって下らないけれど、学生として青春している。こうした光景が当たり前にある楽園こそが、最初の七人が命をかけてまで作りたかった夢なんだろうと思うと感慨深い。
 先人たちが残した楽園を出て危険に挑む冒険部のいつもの冒険もまた、七人が後輩に与えた未来へのチャンス。果たして今の若者たちはどのようにして自分たちの夢を叶えるのか。今後も見守りたい。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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