![]() | SHI‐NO―愛の証明 上月 雨音 富士見書房 2006-12 by G-Tools |
【珍しくデパートへ買い物に来た「僕」たち。だが、なんとそこで爆弾騒ぎに巻き込まれてしまう! 爆弾を発見したものの、閉じこめられてしまう。カウントは二時間!犯人はいったい!?】
「叱ってあげる、怒ってあげる。
君が間違う時、そこに、何時も、僕は居る」
それどんなプロポーズ?
大学生の「僕」と小学5年生の暗黒幼女の純愛ミステリ。
とりあえず表紙を開いて、台所に立つ小学生に萌えちゃってください萌え尽きちゃってくださいはぐぁ、ぽ、ぽにてぇええ!!
ゴホン、すみません。またしても志乃ちゃんにヤラレタ。
志乃ちゃんのこの強烈な存在感はなんなんだろう。
無表情に黙りこくってるだけですごいプレッシャー。
口を開けばいつもダークな哲学を語るばかりで、イマイチ人間味を感じられなかった志乃ちゃんですが、今回は「僕」のために行動する姿なんかが描かれていてよかった。
「僕」への志乃ちゃんの隠れLove分、ムッツリデレ分をようやく発見できて、エピローグはこれ最高に甘いですねぇ。
言わずもがなですが、「僕」の志乃ちゃんの溺愛ぶりも負けず劣らず凄まじくシスコンです。いや、シノコンとでも言おうか。
この二人のほのぼのとした日常を長く読んでいたいのに、
志乃ちゃんや犯人の「語り」が、ときどきクドいんですよね・・・。
人間が何で生きてるのかなんて明確な理由はありませんよ。
しいて言えば、楽しいじゃないですか生きてるのって。
何でも100%絶対確かな解答が用意されてるなんて考えは、
ゆとり教育の弊害です。答えを他人に求めるのは、それは間違っていたときに責任を取らなくていいからです。依存です。
自分自身の存在理由が分かったところで、自分そのものは何にも変っちゃいないだろうしね。
そんなことよりも、もっと考えるべき重要な事があるだろう。
えーと、例えば、そろそろ年末だからラノサイ杯やラ板大賞のことも考えなくちゃだし、それまでに読んでおく新刊のラインナップを整理しておかなくちゃいけない。
ブログで取り上げたいネタも溜まってきたから、ヒマを見て順次カタチにしていきたいし、TBも返さなきゃ格好悪い。
ああ、それよりも明日は真っ先に講談社BOXのファンクラブの年会費を振り込みにいかなくちゃ。郵便振込みよねアレ?
と、ここまで書いて、なんだこの『休日にやることメモ』は・・・。