ダフロン

2012年11月06日

神話戦域のグラフィクス 九十九番目の破壊者/無嶋樹了

4798604763神話戦域のグラフィクス 九十九番目の破壊者 (HJ文庫)
無嶋樹了 すみ兵
ホビージャパン 2012-10-31

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神々の遺した圧倒的な異能を意のままに操る者――《神遺使い》。その人材育成を目的とした学園に通う少年レイジはなりゆきから謎の男たちに追われる記憶喪失の美少女カナンを保護することに!? そして選抜百名の中から最強の神遺使いを決める四年に一度のランキング戦《神話の再演》が始まる。

 新たなる神話の夜明け

 神遺使いと呼ばれる神の遺した異能を操る少年少女が、最強を目指して戦いを繰り広げる学園異能

 王道の学園異能バトルものですね。落ちこぼれがエリート相手に下克上という展開も美味しかった。
 記憶喪失の美少女カナンを拾った主人公・レイジが、同年代の神遺使いの最強を決める祭典『神話の再演』へと挑み、格上の対戦相手に必死に食らいつき、意地と執念で勝利をもぎ取る姿に燃えました。
 ヒロインやライバルたちも魅力的で、常軌を逸した神の力が荒れ狂う激闘に手に汗握ります。

 怪しげな黒服に追われているところをレイジに救われたカナンは、自分が何者かも、何故追われていたのかもわからない記憶喪失で、お人好しのレイジの元に居着いてしまい、生意気な口ぶりながらもレイジにベッタリ執着して離れないところが小動物のようで可愛い。性格は勇ましくて怖いもの知らずでも、無防備に接してくる美少女に振り回されて、突然の同居生活に戸惑うレイジの姿も微笑ましいです。

 神遺使いの学園に通いながら、神遺物を扱えない落ちこぼれのレイジですが、身体能力と格闘技術だけで上位百位までしか参加を許されない『神話の再演』へとエントリーを果たした隠れた実力者で、それでも第九十九位という格付けの低さから他の参加者からも侮られていて、そうした強さや身分を理由に公然と蔑んでくる参加者たちを実力で黙らせて周囲の鼻をあかす光景が痛快でした。

 戦いの中で明かされたカナンの正体やレイジが得た異能は、そんなんチートや!チーターや!と言いたくなるものだけれど、そういう俺TUEEEも実にお約束で、読者の期待を裏切らない展開でよかった。
 カナンに押されっぱなしだけれど、密かにレイジに恋するツンデレお姫様なフレアには頑張って欲しい。
 カナンを狙う黒幕や学園を取り巻く世界観も謎めいていて、続編への期待感が高まります。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | HJ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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