![]() | イチゴ色禁区〈2〉秋の神具の奪いかた 神崎 リン 角川書店 2006-11-30 by G-Tools |
【「正樹。私を誘拐しちゃって!」…んなバカな!? 「玉城」の長の依頼で、孫娘とともに祭具を運ぶ過程で、従妹の亜美と孫娘を誘拐するはめになり!?イチゴミルク・デスティニー“秋の巻”。】
「お前、将来結婚したら、旦那から煙たがられそうだな。
だけど、
良いお母さんになりそうだ」
それはつまり俺の子を産めと
妄想青年とスネデレ小学生の年の差退魔コンビの物語。
護送中に奪われた神具を奪還すべく、従妹の亜美と長の孫娘・美代と共に、本家からも追われる逃亡者生活が始まる。
あいかわらず、ストロベリィ〜に甘々なロリロリ味です。
さすが"ロリ界の新星"。2巻目から同棲生活とはヤッテクレル!!w
亜美にちょっかいをかける正樹のダメ人間思考大好き。
毎度毎度、飽きもせず、懲りもせずに小学生レベルの悪戯を仕掛けるその変質者っぷり。アホです、まさしくアホです。
いやいや、しかし正樹には何も罪はないのだよ。
すべては亜美(11)が可愛すぎるのがイカンのです!
いつもなんやかんや拳が出たり、踏み潰したりしてるワケですが、あの好意が見え見えの拗ねっぷりときたらもう!
かまいてえぇぇぇええ!!&いじくりてえぇぇええ!!!
正樹でなくとも、ついついからかってみたくなる可愛さです。
正直、いままでツンデレとどう違うのか分からなかったが、
今日スネデレの極意を掴めた気がした。ありがとう新境地。
前巻、妙に特徴的だった脳内妄想は控えめでした。
いや、脳内どころか口に出しちゃってるんだけどさ。
口に出すどころか、まさに実行しちゃってるんだけどさ。
おかげで文章がぐっと読みやすく、雰囲気がバカになった。
バカやっててもキメる場面でキメれる正樹が格好いいです。
正樹にたいする亜美の優しさや思いの深さもジーンとくる。
最後は一族最強っぽい人がピンチに現れ、敵の思惑や正体なんかを曖昧にして駆け足に解決してしまいましたが。
まあ、こまが面白かったし、権力者のお嬢様にお師匠様フラグを立てたことで良しとしますか。
次回は、冬か・・・。いったいどんなプレイをみせてくれるのか。