![]() | 化物語(下) 西尾 維新 VOFAN 講談社 2006-12-04 by G-Tools |
【阿良々木暦が直面する、完全無欠の委員長・羽川翼が魅せられた「怪異」とは。青春を、「おかしく」するのは「つきもの」だ!西尾維新が全力で放つ青春怪異譚、第2弾】
笑話集か!これは西尾笑話集なんだな!!
ヒネくれてるがお節介でお人好しな高校生・阿良々木暦が、
怪異に憑かれた少女たちとフラグを立てまくるギャグコメディ。
ツンデレ、委員長、エロっ子、女子中学生、女子小学生。
とにかく西尾維新の趣味だけで描かれたヒロインズとの、
馬鹿馬鹿しくも痛快な掛け合いに笑わずにはいられない!
初っ端から神原駿河のエロエロトークが素晴らしかった。
いつもいつも会話のオチを肉体ネタで締めようとするなよw
しかし、スク水とブルマの文化保護活動は表彰状ものだ。
全裸の女子中学生を前に、オプションとしてブルマを提供した彼女の功績は、まさに賛美と賞賛の言葉に尽くしがたい!!
下巻はメインヒロインの戦場ヶ原ひたぎの出番が少ない分、
ツンデレを通り越してサドデレに進化してましたね。
個人的な評価だが、この毒舌センスとサドっぷりは、元祖サドデレ・鴉木メイゼルを遥かに上回ってるのではないだろうか。
阿良々木への粘着質なまでの精神依存に蕩れる!蕩れる!
すでに周囲が十二分に濃いせいか、羽川翼のネコミミ化はシリアス面の要素にカテゴライスされてしまいました・・・。
羽川翼は『萌え』というよりも、その生き様が『燃え』です。
オカルトやホラーなネタなんて、動機付けでしかないので、
憑依状態の彼女とは、もう少し狂った会話を楽しみたかった。
もう笑いすぎて横隔膜が断末魔をあげていますよ。
まず2006年下半期、最高の作品だったと言っておこう。
今期のラノサイ杯やラノベ板大賞は『化物語』が来る!
ヒロイン・オブ・ヒロインズは戦場ヶ原ひたぎで決まりだ!
唯一、ネックなのは割高な値段とショボい装丁ですか・・・。
買う価値はありますし、図書館で借りてもまったく構いません。
結婚詐欺と保険金詐欺にあったと思って絶対読んで欲しい。
にしても『化物語』上下巻を含めると、14ヶ月連続で刊行か。
来年の西尾維新のバイタリティはすごいな。
その絶倫スキルを発揮して、なんとか『化物語』番外編を・・・。
阿良々木の吸血鬼化事件は、このシリーズのかなり重要な位置を占めているはずなのに、最後まで曖昧なんですよねぇ。
「こよみヴァンプ」を読むまでは墓に入れない。
西尾維新の天才っぷりがギャグオンリーで暴走した傑作。


