![]() | ネクラ少女は黒魔法で恋をする〈3〉 熊谷 雅人 メディアファクトリー 2006-11 by G-Tools |
【真帆のクラスに転校生がやってきた、名前は宮脇弥生。小さな災難にこれでもかと見舞われ続ける体質だが、真帆は、彼女の回りに悪魔が浮かんでいるのを見てしまい・・・】
「捨てたった」
不意を打たれたった!www
ネクラ少女にして黒魔法少女、空口真帆。
相変わらず、片思いの一ノ瀬先輩との仲は進展せず、天界からやってきた色ボケ天使にこき使われる日々を過しながら、
今回は、悪魔にとり憑かれた薄幸少女のために奔走します。
ひっこみ思案な腹黒ネクラ少女の成長物語、参さつめ。
まず何といっても黒いのがいい。黒スト、蕩れ。
徐々に内気で自分の性格を改善できてきたとは言え、
やはり魂に沁み付いたネガティヴィックオーラは健在なり。
些細な失敗による自爆と墓穴掘りは天性の才能を感じる。
演劇部の練習で人前でソロコーラスをせねばならなくなり、
チョイスした歌詞が「ドナドナ」というあたり素晴らしくイタいw
悪魔に魅入られてしまった薄幸少女・宮脇弥生を止めるため、繰り返される真帆の説得がこれまた青くて甘酸っぱーぁ。
お決まりのセリフと綺麗事の連射ですが、それを妬み恨みに染まったネクラ少女が必死になって言うのだから、もう苦笑と共に素直に受け入れてやるしかない。
明るく積極的になってきたはいいけど、内弁慶モードのインパクトがやや減衰してしまったかもしれないなぁ。
彼女の毒舌と逆恨み言は、すでにキャラの第一印象に組み込まれてしまったから、余計に物足りなく思えるのかも。
しかし、妹との掛け合いは面白い。実は仲良いな空口姉妹!
演劇部の愉快なメンバーに対しては、普段通り内気キャラを演じ、本性を知る相手にはドス黒キャラに変貌するような、
次回は、そんなキャラの差分を強化していって欲しいところ。
ときに、「ドナドナ」について、歌詞の中で曳かれていくのは子牛ではなくユダヤ人だという説があります。
原詩では、「心の翼で自由を守るんだ!」とか、格好いいー!


