ダフロン

2012年09月05日

彼女たちのメシがマズい100の理由/高野小鹿

4041004977彼女たちのメシがマズい100の理由 (角川スニーカー文庫)
高野 小鹿 たいしょう 田中
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-08-31

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愛内葉介の目下の悩み、それは母親がイギリスに旅立ち、俺は隣に住む幼なじみの香神紅緒に生活全般を世話になっている。成績優秀で献身的な幼なじみの問題は、作るメシがまずいこと。だが彼女は俺に「美味い! 」と言わせたいらしく……ってホットサンドに苦みが欲しいからバファリン入れるなっ! !

 メシマズたちの進化は止まらない

 メシマズな女の子たちに囲まれた少年の食への渇望を描いた新感覚リアル“メシマズ”ラブコメ。

 決して食事中に読まないで下さい、メシが不味くなります。満腹時に読まないで下さい、吐きます。
 両親が海外赴任で一人暮らしの主人公・葉介のために、毎日ご飯を作ってくれる女の子たち。しかし、肝心の料理がメシマズで、そんな彼女らの味音痴と偏食相手に奮闘する葉介の姿が切実で泣けてきました。
 ハーレムのようで、何この地獄絵図……読んでもお腹が空きません。空腹時の読書には最適です。

 "何でも美味しい"と感じてしまう味音痴な幼馴染・紅緒が作る料理の数々が破滅的で、寒気が走りますね。同居する従姉妹の金髪美少女・リリィの作る料理は、世界的に不味いと評判のイギリス料理で、ギトってるし。どちらもとても可愛いのにこの二人の近くにいるだけで生命の危険を感じてきましたよ。
 シチュエーションだけなら、どこのエロゲだと言いたくなるが、メシがマズいだけでこうまで違うか!

 クラスメイトのカロンも激辛党だったり、この現代にまともな味覚を持った女の子はおらんのか!?
 女の子たちも普通とかけ離れた自分の味覚と料理下手は理解してるんだけれど、好きな男の子に自分の作った料理を食べさせて美味しいと言われたくて一生懸命だからこそ責められないんだよなぁ。
 紅緒も味音痴を自覚するまではドヤ顔ってたのに、女として最大の欠点に気づいてしまうとは無残。

 練習して改善されるどころかますます悪化していき、さらにマシマズ女子が三人集まることで化学反応を起こして劇毒物と化していく料理には、どんな巨匠も敵わない。本当にどうしてこうなった!
 セーラー服にエプロン姿の女子高生が台所に立って食事を作ってくれるなんて場面は男の夢ですが、この作品に限っては悪夢以外の何物でもない。嘘みたいだろ、これ食い物なんだぜ……。

 女の子たちの作る飯に文句があるなら自分で作れよとか、それは言ってはいけない。個性的で面白かった。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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