ダフロン

2012年07月20日

狩りりんぐ!/森月朝文

4094513507狩りりんぐ! (ガガガ文庫)
森月 朝文 いわさき たかし
小学館 2012-07-18

by G-Tools

モンスターを狩るゲームの勇者に憧れた俺・鈴鹿翔馬が入学したのは日本初の「狩猟専門課程」がある萩乃森学園。新しい人生の始まりだと思ったのに、入学初日にクマに襲われるし、実習は体力勝負のサバイバルだし、ゲームと違うリアルの「獣」ハントは、とんだマゾゲーだ!

 すべての生命は繋がっている

 狩猟専門の学科で狩猟を学ぶ猟師見習いたちのハンティングライフ学園コメディ

 人は何かの犠牲なしに生きていくことはできない。命は他の命を頂いて生きている。
 熊の化身にして山の神・ミカに気に入られた主人公・鈴鹿が、共に狩猟を学ぶ仲間たちと山での狩りを通じ、人間と野生動物との付き合い方、大自然との向きあい方を身に着けていく姿が素晴らしかった。
 この世界に生きるすべての動物たちへの敬意と生命を育む大自然への感謝が込められていました。

 モンスターを狩るゲームに憧れ、狩猟を学ぶ「鳥獣義科」に入学した主人公・鈴鹿が、初めての狩りで野生動物を自分の手で殺すことを体験し、それまでの甘えた自分を見つめ直していくのがよかった。
 農家の子女である他のクラスメイトからみれば、弓も扱えず体力もない都会のモヤシっ子な彼が、真面目になって過酷なスパルタ特訓を経て少しずつレベルアップしていくところが読んでて楽しい。

 それなりに狩りに自信がついてきた矢先、自分の失態で女の子に大怪我をさせてしまい、さらに新たな被害まで生み出して、野生動物の恐ろしさを知り仲間と無力感に打ち拉がれる光景は辛かった。
 しかし、そこで一方的にやられるばかりではなく、立ち上がってリベンジを挑む闘志が熱い。
 仲間と力を合わせ、作戦を練って強敵を仕留める! 狩りのドキドキ、ワクワクが伝わってきました。

 鈴鹿の中二病とゲーム脳には共感しましたね。彼には真の勇者の魂とゲーマー魂とがあったよ。
 鈴鹿以外の狩り友も、性格はそれぞれ個性的だったり、ちょっぴり残念だったりするんだけれど、農業従事者への優しさや動物への愛情を心に秘めていて、みんなイイ奴ばっかりじゃねぇか……。
 それにしてもミカはなんでまたエロ本を奉納すると喜ぶんだろう、エロも生命の営みだからですねはい。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。