ダフロン

2012年06月20日

レッドドラゴン 1 第一夜 還り人の島/三田誠 他

4061388304RPF レッドドラゴン 1 第一夜 還り人の島 (星海社FICTIONS)
三田 誠 虚淵 玄 奈須 きのこ 紅玉 いづき しまどりる 成田 良悟
講談社 2012-06-15

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世界の覇権を懸けて争う巨大国家・ドナティアと黄爛との狭間に位置する謎めいた島国、ニル・カムイ。その守護神とも言える〈赤の竜〉に突如生じた異変が招く、さまざまな策略― 。救うのか。滅ぼすのか。それとも、“革命”か― 。最高の布陣が織りなす、最高のフィクション。

 冒険の夜が降りてくる

 第一線で活躍する人気クリエイターたちが登場人物になりきって繰り広げるTRPGリプレイストーリー。

 プレイヤーの演じる各々のキャラクターにそれぞれの味や個性が出ていて面白かったです。
 長きにわたって覇権争いを続ける西方の帝国・ドナティアと東方の大国・黄爛。その緩衝地帯にある島国・ニル・カムイに住まう<赤の竜>が突如狂い始め、<赤の竜>を討伐するためにドナティアと黄爛、ニル・カムイそれぞれ集まった選りすぐりの精鋭たちの群像劇にも似た冒険活劇に胸が躍ります。

 GM兼司会進行役を三田誠さんとして、ドナティアの騎士を演じる奈須きのこさんは慣れた手つきで、ニル・カムイの獣人の獣使いを演じる紅玉いづきさんや伝説の皇統種を演じるしまどりるさんは初心者らしくおっかなびっくりといった様子で、プレイする参加者の素の表情が浮かんでくるかのようです。
 王道プレイを行く他者に対して、黄爛の暗殺者を演じる虚淵玄さんが邪道プレイばかりして笑えるw

 ゲームの初期段階からキャラクター作成に深く関わっていたということで、演じるキャラクターの人物背景にプレイヤーの趣味嗜好が現れているのも興味深いです。各々の作品を知ってると実に"らしい"。
 表面上は協力プレイをしつつも、隙あらばお互いを出し抜こうと仲間の腹を探り合っている姿がなんとも怖い人たちですね。虚淵玄さんの婁とか、絶対に仲間を裏切る展開しかイメージできない!

 ただ書籍化するにあたって、小説仕立てに再編集してくれたらよかったのにな。
 プレイヤーの肉声が混じっているのもいいんですが、それだと無料で読めるWeb連載と変わらないですからね。お金を取るのであればCD付きにしてBGMも入れて欲しかったかな。描きおろしイラストも多数追加されてますが、逆に消えてしまってる絵もありますからね。プラマイゼロと言ったところか。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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