ダフロン

2006年11月15日

絶世少女ディフェンソル 4/マサト真希

4840236089絶世少女ディフェンソル〈4〉
マサト 真希
メディアワークス 2006-11

by G-Tools

【また明日。だが、彼らの一途な想いを引き裂くように、“現世”の崩壊が始まる。壮絶な戦いに次々と倒れていく仲間たち。慎とユイナは互いを求めて瓦礫の街を走る。】

はいはいマトリックス

暁歌<オーバード>と名乗る男から、真実を知らされた慎。
世界は、九条とユイナの作り出した虚域によって崩壊する。
彼は世界とユイナ、どちらを選ぶのか!
わらわらと街中にあふれかえるディブレイク集団にワロタ。
なにこのエージェント・スミス!w

それまでの自分の想いを捨て、慎に憎まれてまで、
彼に平穏な日常を返そうとするユイナが健気でした。
それに比べ、慎は初っ端から情けないヘタレっぷりだなぁ。
惚れた女のためなら、世界がどうなろうと信じてやれよ。

その点、千花とリュウトはシンプルでいいバカップルですね。
あれくらいスレ違ってて繋がりあってる姿を見せ付けられると、「ご主人様っていいなぁ、下僕犬っていいなぁ」って思います。
慎×ユイナよりもハマったのは、やはりツンデレ力の差か。

なんというか最後まで微妙な面白さだった。
ついにあのワケワカラン呪文が受け入れられなかった。
最初からキャラも多すぎたんですよねぇ、さらに巻を重ねるごとに王と守護士がどんどん増えていくし。
絶対的に一人一人の掘り下げが甘いのはどうしようもない。

ヒロインの魅力と絵師の努力で引っ張ったようなシリーズ。
ストーリーの骨子やテーマがわかりにくかったりしますが、
概ね、納得できる範囲の結末で幕を下ろしたカンジ。
次回作がどんなものになるか正直不安でなりませんが、
作品を『搾り込む』という概念を身につけて欲しいな。

ラストで、ヴィヴィに萌える委員長に萌えました。以上。


posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(3) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

[マサト真希] 絶世少女ディフェンソル4
Excerpt: 明日になればまた会えるのに、ユイナと離れがたい気分になってしまった。学園祭を控えて気持ちが高ぶっているからなのかもしれない。 そんな気持ちを抑えながら、また明日といつものように続くはずの日常が壊れたの..
Weblog: booklines.net
Tracked: 2006-11-20 09:10

絶世少女ディフェンソル〈4〉
Excerpt: 絶世少女ディフェンソル〈4〉 著者 マサト真希 イラスト 芳住和之 レーベル 電撃文庫  まあまあキレイに終わったかな。  人気blogランキングへ ← よろしくお願いし..
Weblog: ライトノベルっていいね
Tracked: 2006-12-14 19:02

絶世少女ディフェンソル(4)
Excerpt: 「絶世少女ディフェンソル (4)」 マサト真希 「慎。また、明日ね」 今日が明日につながる平穏な日々の大切さを強く感じていた慎とユイナだったが、彼らの一途な想いを引き裂くように“現世”の崩..
Weblog: がらくたばこ
Tracked: 2007-01-08 02:51