ダフロン

2006年11月07日

円環少女 4 よるべなき鉄槌/長谷敏司

4044267065円環少女 (4) よるべなき鉄槌
長谷 敏司
角川書店 2006-10-31

by G-Tools

【グレンとの苛烈な戦いで多くの刻印魔導師を失った《公館》。仁たちはその穴を埋めるべく奔走していた。だがその隙を突き、人間と手を組んだ魔導師・王子護は恐るべき計画を進行させていた!】
「ひとつの部屋に三人もいたら、もう誰かが王様になって、残りふたりを支配して踏みにじらないと、せんせの授業みたいにぐだぐだになるしかないの」

本妻つぇ────っ!!w

グレンの後始末で忙しくて家に帰れない京香の代わりに、
仁の部屋で同居することになったメイゼルときずな。
本妻と愛人が一つ屋根の下。エロゲのスイッチ入りました?
メイゼルを見るせんせの目線がやけに卑猥なんですが・・・。
教え子と同棲。これで名実共に変態教師ロードをまっしぐら!

委員長の寒川さんがマゾ疑惑の被害者になっていますが、
なんかもうメイゼルのサドデレには誰も勝てないな。
甘やかせば、好き放題やりたい放題。
厳しくすれば「独占欲の表れねw」とか言うのだろうし、
シカトしても放置プレイの興奮に身を捩じらせるんだから、
もはや打つ手ない。主導権を完全に握られてる。

メイゼルがブッ飛びまくってる現代の日常に対し、
過去の仁と妹の毎日は過酷な閉塞感に澱んでいます。
特殊な境遇に置かれてしまった妹を見守ると誓いながら、
次第に自分の中で重みになっていく仁少年の葛藤は、
見ているだけで辛いですね。

サドデレ派、おっぱい派のダブルヒロインの今後ですが、
仁がメイゼルに妹を重ねていることが今回でもよくわかった。
私的には保護者としての立場は崩れないかなという印象。
ただ、きずなにはおっぱいとお尻ばかり見ているのも確か。
私的には変質者としての位置付けは不動かなという感触。
ってか、お風呂場でバッタリなんて本当にベタな・・・。

やたらとテンポの悪い戦闘シーンは変らないな。
文章がゴチャゴチャしてなんだかまったくわからん。
まあ日常パートの面白さだけあれば満足なのだけどね。
ハウゼンやら魔術師たちが騒いでいる素振りが伺えますが、
これは次回へのインターミッションだったということにするよ。


posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(6) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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