ダフロン

2012年04月10日

魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1/佐島勤

4048865226魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1 (電撃文庫 さ 14-5)
佐島 勤 石田 可奈
アスキー・メディアワークス 2012-04-10

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今度の『魔法科』は特別編! 達也と深雪の物語の裏で起こる、彼らの意外なエピソードが紐解かれる!『夏の休日』──達也に恋心を抱くほのかが気合いの一大決心。豪華なリゾート地で過ごす夜、達也を呼び出して……。ほか、五編を加えた全六編でお届け!

 魔法科高校生の不適切な日常

 現代のエリート校である魔法科高校に入学した兄妹が繰り広げるマジカルバトルアクション。

◆夏の日
 女子と泊まりがけで南の島のリゾートでバカンスとか、リア充は爆発しろ、ガチで!
 深雪や雫をはじめ、美少女揃いの水着の女の子たちの魅力が海辺でぴちゃぴちゃ弾けてました。
 達也は本当に恋愛感情ないのかな、他人の感情の機微を理解できるんだから、ありそうにも思うけど

◆優等生の課外授業
 何者かに追われている少女を行きずりに助けることになって、詳しい事情とか関係なしに騒動に首を突っ込む森崎の姿が若いなぁと思います。ただ、実戦経験を積むために丁度いいくらいの認識で、関わるのはどうかな。助けるんなら、その女性の人生まるごと引き受けるくらいの覚悟はあって欲しかった。

◆アメリア・イン・ワンダーランド
 明智と十三束て誰だっけというくらいには、これまで出番のなかった二人にスポットを当てたお話ですが、強い影響力と財産を持つ名家のしがらみってのは面倒ですね。血族固有の能力ってのは面白い要素だけれど、どうにか真似できるんじゃないかなと感じてしまうあたりがどうも、もにょる。

◆友情と信頼とロリコン疑惑
 一条と吉祥寺の男の友情が熱いですね。むしろ、一高組の男子よりも彼らのほうが好きかも。
 プリンスとして持て囃されている一条の朴訥な人柄と、天才として騒がれている吉祥寺の一徹な気性が伝わってきて、達也のライバル然としていた、エリートコンビの素朴な一面が見れて良かった。

◆メモリーズオブサマー
 作中で達也の容姿が時々取りだたされるのだけれど、イラストではイケメンに描かれているので、深雪と並んでいるときに「不釣り合い」という印象を受ける周囲の反応に違和感を抱く。けれど達也さんから滲み出る大人の貫禄はどう考えても高校生1年生じゃねーよ。立ち振る舞いがイケメンなんだよなー。

◆会長選挙と女王さま
 深雪さんマジ女王さま。七草会長の起こした改革が、良い方向へと向かってくれることを願うばかりだけれど、達也の実務能力の有無ではなく肩書きにこだわるあたり一般生徒の根は深そうだなぁ。
 しかし、こんなお騒がせ兄妹の上に立つことになった新会長・中条さんの苦労は推して知るべし。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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