![]() | きりきりなぼくの日常―星屑エンプレス〈2〉 小林 めぐみ 富士見書房 2006-10 by G-Tools |
【ケイマリリが連続殺人犯に襲われた!?見舞いに行こうとするも、機密保持のため、関係者以外は面会謝絶。困ってナオシスタ皇女に相談すると、なぜか殺人事件を捜査する事になってしまい・・・】
「なに任せろ、俺たちは天才だ悪いようにはせん」
「俺たち天才!」
「天才!」
六曜博士はちゃけすぎ!w
ちょっと油断すれば、どんな改造を受けることやら。
六曜博士に対する周囲のビビリっぷりは、なんかワロタ。
彼らの行動を容認するナオシスタといい、ウレイクといい、
六曜博士を受け流せるか否かで、皇帝の大器というものが試されるのかもしれん。ってか、野放しかよ、ハタ迷惑な!
読み終わってみれば、一冊まるごと六曜博士デシタ。
それにしてもナオシスタのおこちゃまぶりは和みます。
一方で高知は初っ端から宇宙人に腕を食いちぎられたりと、
相変わらずメルヘンなようで、素敵にグロイな。
外見も中身もヘンテコな宇宙人たちも可笑しくてならない。
グオ長官と融合した高知が、前皇太子の残した痕跡を追い。
それによってとある星の殺人事件から、新たな帝国の内乱の火種にまで、大きく事態が転がっていく展開がうまいです。
シリアスに進めようとしても、最後には自然と和気藹々とした空気になってしまう、この脱力感が私は好きですがね。
にしても全ては六曜博士の仕業か! ちょっと飼い主ー!w
ケイマリリはひょっとして高知くらい鈍感なのじゃないかね、
なんか二人のキャラに似た者同士のシンパシーを感じる・・・。
仲の良い二人の姿にむくれつつ、素直になれないナオシスタの照れ顔にニヤリ笑い。初々しいなぁ・・・。
まだシリーズが続くなら高知とナオシスタの進展をプリーズ。
それにしても六曜式マッサージは、是非一度試してみたい。