ダフロン

2005年03月20日

乙女の恥じらい

フジテレビのザ・ノンフィクション「麻原法廷漫画」を見る。
10年前のサリン事件をアニメで再現したドキュメンタリー作品。
麻原のふざけた態度がムカついてサイコーだった
アニメにすることでより強いメッセージ性を得ていたと思う。

オウム真理教は間違いなく人間の悪疫でしょう。
宗教バッシングをしたいわけじゃないが、アレは狂ってる
例えば健全な宗教(キリスト教とか仏教とか)との相違点をあげれば、

第一に、絶対主義である点。
昔からの教義を絶対のものとして、時代の流れや常識に合わせようとしない
世界史で学んだ通り、キリスト教や仏教は時代の時々で教義を順応させています。

第二に、自主性がない点。
信者より教祖、子供よりは親、という格付によって批判を受けつけない
神父さんやお坊さんなどは信者の意見をよく聞きます。
親だって子供からの言葉を大事にしますよね。

第三に、強制させられる点。
教義を遵守しなければ恐ろしい制裁が下る。
暴力によって感情を制限され、行動を強要される。
まともな宗教ならば、あくまで個人の自制心にまかせて、罰則などはない。

というか、宗教が尊重されるのは、
日本の法律によって「思想の自由」が認められているからであって、
その法律を公然と無視しておいて、

「これは宗教的に正しい」

正当化しようとするところが、まずなんかオカシくありませんか?
イスラム教過激派とか、各地のテロリストにも言えることですが、

自分の意見を通したければ、合法的に、
かつ周囲から好意的に認められるようにやれ。


そうしたらもう誰も文句いわないから。


『かりん 増血記@』 甲斐透 富士見ミステリー文庫


【一見普通の女子高生・真紅果林には人に言えない秘密があった。彼女は由緒正しい家柄の吸血鬼なのである。ところが毎月ソノ日が来ると誰かに血を与えなければならない増血鬼だった。そんな彼女が噛んだ相手が美少年の御曹司で、果林を探して転校までしてきてしまい。ちょっと気になるクラスメイトの雨水健太や学校を騒がす事態に…。】

角川コミックドラゴンjrの連載マンガのノベライズ
月に一度、たまった血を相手に与えないと鼻血を出して倒れてしまう増血鬼
催眠術も使えない、極度の恥かしがり屋の果林と、
目つきは悪いが本当は誠実で優しい少年・雨水健太とのラブコメディ

本作のゲストとして美形の御曹司・十文字耀一郎との三角関係になってしまい。
おまけに連続拉致暴行事件が発生し、果林がさらわれてしまうという展開。
顔と頭はいいが傍若無人で男子からは嫌われるというお約束なお坊ちゃまキャラ
しかし、話が進んでいくと、たんに人付き合いが不器用なだけだったり、
父親を救うために必死だっただけで、実はイイ奴キャラに変貌するところは好感がもてる。

私は原作の方は読んでないのですが、

読んだだけでめちゃめちゃ恥かしいっつ!!

周りに流されやすく極端な恥かしがり屋なドジっ子萌えマンガですかね。
マンガ版のキャッチコピー「恥じらいの学園ラブコメ」だそうです。

恥じらう女の子ってのが好きな人にはいいのかもしれないが、
登場人物への感情移入が強い人は読むとイタイかもしれない。
マンガと比べれば心理描写が多いのでラブコメ度は増している。
その他はとくに強いアククセもなく、
女の子の視点から描かれているため女性でも読みやすいラブコメ
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 富士見ミステリー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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