![]() | Add―怒れる機械のプレリュード 仁木 健 角川書店 2006-09-30 by G-Tools |
【世界各地で大規模地震が発生。外数員として緊急集合をかけられたコウはある使命を帯びて廃墟と化した東京を彷徨う。一方、天才科学者カレルも時同じくして野望を始動させ!?】
工エェェ(;・ω・)ェェエ工!!
あまりにあっけないリンの最後に、これ何事かと。
アイのライバルとして期待の新星ヒロインだったはずが、
一転してこの扱いは悲惨だな・・・・・・ティアも報われない。
しかし、その後の解決は都合が良すぎると思ったのも事実。
それもまた作者から読者への問題提起のつもりなのか。
しめっぽい暗黒分がインパクトありすぎでしたが、
それを相殺するくらい日常パートも激甘ほのぼの。
リンが絡むと普段より可愛さ2.75倍増量のアイにテラモエス。
不器用な仕草の一つ一つから彼女の健気な想いが感じられ
さらにアイの魅力にのめり込んでしまう自分が怖い。
流石の私も、このほのぼの×ダーク系の傑作の前には、
毎回狂ったように悶え転がるしか精神を保つ術はないよ。
この無表情ゴスロリに神の息吹を与えた仁木健へ三拝二拍。
そしてただのラブコメではあり得ない、「人間とはなにか?」を問いかける濃厚な哲学要素も唸らされる。
いつもながらカレルの行動にイラつきを抑えられない。
彼の目的はつまり『人間の価値』を人工にしようとしてる。
金や宝石に価値があるのは、それが稀少価値だから、
そして人間の命が重いのは、取り返しがつかないから。
人の命が簡単に蘇ったり、その精神が変更可能ならば、
果たしてそんなモノに価値を見出せることができるのか。
どんな人間でも世界に誇れることが、たった一つだけある。
それは自分自身が唯一無二の人間であることだと、自分大好き人間である私は訴えますよ! I Love me!!
物と人間を同列に扱って、自分を偽善と罵りながらも止めようとはしない彼が、とにかく私と真逆に感じるんですよねぇ。
彼の放った声明が、どのようにコウやアイに影響するのか、
シリーズ完結へ迫っっていく興奮と緊張感がたまりません。
でも、最後だけは思念体とか意識統合体とかはヤメテクレ・・・。


