![]() | おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!2 (富士見ファンタジア文庫) 村上 凛 あなぽん 富士見書房 2011-11-19 by G-Tools |
美少女でギャルだけど、オタクになりたい恋ヶ崎とオタクだけど、リア充になりたい俺は協力関係を結んだ。…のだが。なりたいといって、すぐになれる訳も無く、俺は相変わらずダサイらしいし。そんな恋ヶ崎が急に「女の子のオタク友達が欲しい!」と言い始め、漫画研究部へ。
オタクの道は遠く険しく
リア充を目指すオタクな主人公とオタクになりたがるリア充なヒロインの学園ラブコメ。
携帯電話に女子の番号入ってて毎日メールやり取りしてるとか、もうリア充じゃないですかやだー。
意中の相手と親しくなるため、コスプレイベントに参加することになった桃と、そのサポートとして付き添うことになった直輝が、コスプレ衣装作成のために初めてのバイトに挑戦したりと、お互いに未知の世界に恐る恐る足を踏み出していく姿が初々しくて、ギャルとオタクが理解を深めていく光景に和んだ。
直輝はオタクだからダサくてモテないんじゃなくて、女慣れしてない上に口先だけのビビリだからモテないんじゃないかなぁ。要領が悪いし、同じ失敗を繰り返すし、私ですらちょっとイタい!と思ったり。
ギャルの桃ですが、意外に周囲への気遣いができたり、情が深いところなんてポイント高いですね。あとは見た目と言動さえギャルを封印すれば完璧なのに、残念な子……。だが、そこがいい。
コスプレ代を稼ぐために桃はメイド喫茶、直輝はカラオケ屋と、それぞれ馴染みのない仕事に就いて接客やバイト仲間との関係に苦労する姿がよかった。社会経験は人間を成長させます。
失礼な人間はチャラ男やギャル、オタクも変わらないですね。本当のコミュニケーション能力ってオシャレができたり、会話が上手かったりよりも、まず他人に不快な思いを与えないことが第一じゃないかな。
ただ自分より他人を優先して考えすぎてしまうのも困りものですね。些細な失敗で、友人になったばかりの小豆に迷惑をかけまいと、一人で自分を追い詰めていく桃の姿は辛かった。
悩める少女たちを体当たりでフォローして着実に好感度を上げていく直輝は、オシャレよりもまず自分の気持ちを相手にしっかり伝える勇気を持って欲しいな。そうすればこっちも安心して読めるのに。
それが出来れば誰も苦労しねーよですねわかります。私もそんな勇気ないです(シクシク


