ダフロン

2011年11月22日

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 3/渡航

4094513043やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)
渡 航 ぽんかんG
小学館 2011-11-18

by G-Tools

日々は相変わらず。友達もなく、彼女もなく、孤高の学園生活……のはずが、八幡の中に 生じた慣れない居心地の悪さ。それはやはり、部室にいない一人の女子が原因なのか……。 それを解決できる器用さが雪乃や八幡にあるはずもなく、発生するのは間違いだらけのイベントばかり。

 理想と現実の乖離性

 ひょんなことから美少女と部活動をすることになったヒネクレ高校生の一風変わった青春ラブコメ。

 八幡は戸塚のこと好きすぎだろう……。いやわかるけど、可愛いよ戸塚可愛いよ。だが男だ!
 些細なことで由比ヶ浜とギクシャクしてしまい、再び雪乃と奉仕部で二人っきりの時間を過ごすようになり、ぼっち同士で話が通じ合ったり、休日に出かけたり、距離を縮めていく二人の姿が微笑ましい。
 完璧主義者ながらも、ところどころ抜けていて不器用な一面を覗かせる雪乃が愛らしかったです。

 八幡のキャラはブレないなぁ。由比ヶ浜を突き放したのは自分なのに彼女を傷つけてしまったかもしれないと悔やむ八幡のひねくれているけれど根っこのところでは誠実な性分に好感が持てます。
 ぼっちだから自己中心的というわけではなく、誰も傷つけたくないからこそ孤独を好む彼の言動の裏には優しさが隠れている。その割に戸塚にだけは積極的に近づいていくのは、ガチですねわかります。

 己の好きな事に情熱を傾けて真剣に向き合っている人からすれば、にわかのくせに口先だけは大きい材木座はウザいよなぁ。遊戯部の態度もいいとは言えないけれど、材木座よりはマシだったと思う。
 すれ違ってしまっていた八幡と由比ヶ浜はきっとお互いに一方的すぎたんだろうなぁ。相手への理解が足りなかった。二人共それがよくわかっただろうし、今度こそちゃんと関係を結べるように願ってます。

 改めて考えると、八幡は無下にされてばかりで、雪乃は由比ヶ浜にデレていただけのような……。
 八幡の好感度って、結局は小町≧彩加>>>(越えられない壁)>>>由比ヶ浜>雪乃なんだな。
 この二人、本当に主人公とメインヒロインなのかぁ? 家庭環境がチラッと明かされたが、今後の展開に期待ですかね。そして相変わらず千葉のご当地ネタが多い。マニアックすぎて千葉民にしか役割をもてませんぞwww
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt:  待った甲斐は… 十二分にあった。 前巻のレビュー やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 ドラマCD付限定特装版 (ガガガ文庫)(2011/11/18)渡 航商品詳細を見る 評価:..
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