![]() | レジンキャストミルク〈5〉 藤原 祐 メディアワークス 2006-09 by G-Tools |
【夏休みが終わり。束の間の平穏を取り戻した晶たちの前に、双子の転校生がやってきた。何故か晶に妙に懐いてくるふたりの出現は、硝子や芹菜に波紋を投げ掛けていく。】
・・・・・・あれ夏休みは?
俺の里緒たんの水着が渚に消えた・・・_| ̄|○
夏休みといえば、読者サービスはもちろん、夏祭りとか、
日常感を演出できるイベントてんこ盛りなのだけれど、
いきなり二ヶ月も時間が飛んでしまうのは勿体無いなぁ。
非日常に馴染んでいく晶の精神。
芽生えかけた淡い恋心に揺れる硝子の心。
彼を慕う芹菜と欺瞞の仮面の下で彼女を見つめる良司。
罅割れて晶が取り繕った日常が崩壊をはじめる。
前回に引き続き、無表情AIイジメが酷いが、
ついに恋を自覚した硝子と晶の関係が急接近。
芹菜と良司にも二人の正体がバレてしまい。
『この先セーブポイントなし』の展開へ加速してきました。
ほのぼのとした甘さに混じる絶望の異物感。
贅沢を言えば、珠子、里緒、ネアの漫才トリオの出番が少なかった。彼女らのユルさは、プリンにかかったカラメルソースみたいなもんですよ。
『無限回廊』側の面子が、かなり増えて人間関係も複雑になってきましたというか、わりとそっちはどうでもいいな、うん。
水着シーンは短編用のネタになったらしいのだけれど、
5巻の前に文庫本として挟めるように計算しましょうよ。
っていうか、書下ろしを書けば出せるんじゃん短編集。
それにしても「夏休み道」って・・・ハルヒか。
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