イチゴ色禁区 1.夏の鳥居のむこうがわ 神崎 リン 角川書店 2006-08-31 by G-Tools |
【妄想男子正樹と、スネデレの亜美は年の差コンビとして退魔仕事をしている。2人はいつものように派遣先の神社に赴くが、そこには壮大な陰謀の序曲が待ち受けていた! 】
「変なことするのは私だけで良いんだから」
「はい?」
「正樹の変なことに付き合うのは、私ぐらいしかいないって事」
ロリあまっ!
「表紙のホロたんにつられました」という人も多いが、
内容はタイトルから推測できる通り激甘です。ヤバ甘です。
日本の神事を司る玉城の家系に生まれ、退魔師として年の差ペアを組む玉城正樹(19)と従妹の亜美(11)。
死ぬ前に飴よこせ
ゴスロリ亜美のこの命令口調が私的萌えポイントです。
始終、ヤバげな妄想で紙面を埋め尽くす正樹と、毎度彼のセクハラにブチキレる亜美の掛け合いが、大変よろしいッ!!
亜美は、どうみても『正樹好き好き説』が確定なのだが、それでも他の女の子と親しくする正樹に拗ねる彼女が可愛い。
主軸は記憶喪失になった神様の謎を追うミステリ風味。
話の結末は自然な流れとして違和感がないでもない。
それにただでさえ少ない戦闘シーンにアクション以外の要素を詰めすぎているテンポの悪さが気がかりといえば気がかり。
とりあえずロリキャラだけなら「円環少女」、「Add」に匹敵する
角川スニーカーの三大ロリータ小説としてカウントしたいね。
ちなみに○大の数は固定値ではなく、候補があれば四大、五大、・・・無限大と無節操に増やしていく予定だ。乞うご期待。
最近の角川新人は、最初からシリーズ化を見越しているようですが、この巻については、やけに大きな伏線が残ってしまっているので、さっさと次を出して回収して欲しいところ。
幼女のキスはイチゴ味がするとか、つまりすべてそういう話。
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