![]() | TOY JOY POP 浅井 ラボ 柴倉 乃杏 ホビージャパン 2006-08-29 by G-Tools |
【福沢礼一は退屈だった。「フク、そろそろ死ねば?」「言葉って暴力だよね」。ただひたすらに駄弁るだけの5人の男女。彼らの中で周囲で暴走する、通常で異常なミステリー・シンキングタイム】
オマイラ、頭おかしいw
台泰大学の有名人、変人デブこと福沢礼一。
演劇サークルでバカな脚本を書くことに情熱を傾ける彼と、
ファミレスに集まって喋るだけの間柄の4人の女。
いつも福沢と不毛な応酬を続ける美女、山崎椎菜。
都市伝説とストリートファイトをおっぱじめる奈緒美。
売春組織を率いる瑛子と親友の真央。
病んで腐って壊れた少女たちが綴る現代の青春物語。
「され竜」とはとは違い、深く手の込んだ舞台裏はないが、
浅井ラボのエログロ世界観を現代風にスポイルしています。
決して甘くない現実、変わり目栄えしない退屈な日常。
狂気と変態的性癖によって成り立つ現代の人間関係。
序盤では、いまにも輝かんばかりにつまらなかったのが、
中盤以降は登場人物のリアルピストン運動が加速!
そして終盤はひたすらエロとグロのパッションをぶちまけるッ
この漏れ出ては垂れ流す官能小説クオリティ。
何か浅井ラボは方向性を間違っちゃってる気がするが、
そんな作者にどこまでもついていくさ!
いざ、鬼畜キングダムへ!
途中で主観が乱れて、わかりにくい部分もありましたが、
ダメな男を興奮と快楽に陥れるエッセンスがムラムラです。
展開が進むと、他の作品なら間違いなく嫌われキャラのはずのポーク沢たんが面白く思えてくるから不思議。
「日常が退屈なのは、貴様が退屈な人間だから」という主義主張は私も常々言ってることですよ。
とりあえずキャラ設定の中では浅井ラボが最も狂っていた。