ダフロン

2011年10月29日

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 4/鈴木大輔

4840142688お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ4 (MF文庫J)
鈴木大輔 閏月戈
メディアファクトリー 2011-10-22

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学校では授業を受けながら小説のネタを練り、寮に帰れば寮長と小説家の二足のわらじを履き、妹や那須原さんや銀兵衛が持ち込んでくる相談にも乗り……って、そんな多忙な毎日を送ってたら案の定、風邪と過労で寝込んでしまった。生徒会の面々が付きっきりで看病してくれたのだけど……

 ラブコメに至る病

 長い間、生き別れていた兄妹が綴る平凡よりは少し騒がしい日常系ラブコメ。

 やたらと男前だった会長さんだけれども、ヒロインとしてはラブコメ不足で早くも戦線離脱か?
 秋子にも隠していた秘密を二階堂嵐に知られてしまい、それでも表向きは平穏な日常生活を過ごすも、体調を崩してしまった秋人を代わる代わる看病にあたるヒロインたちの甲斐甲斐しさが魅力的でした。
 そして、さらりと新事実と新キャラを出すんじゃねーよ。期待と興奮がうなぎのぼりだわー。

 前巻のあれだけ衝撃的な引きをあっさりとスルーしたかと思えば、さらなる予想外の新事実を次々と……弟って…婚約者って……。これ以上、人間関係を複雑にするなよ。オラ、ワクワクしてきたぜ!
 秋人は学校内でも自宅でも魅力的な女の子たちに囲まれて、賑やかだけれど気の休まる時間がないでしょうね。友達が少ないのは、彼の交友関係のレベルが高すぎて絡みづらいからじゃないかな。

 それに秋人も生徒会にいるだけあって十分変人だし。自覚のないバカップルとか、目の毒だわー。
 倒れた秋人を交代で看病することになり、慣れない看病に戸惑うアナスタシアの無表情クールなイメージと世間知らずな内面のギャップが相変わらず美味しいし、真面目で一生懸命だけれどもちょっと限度を越えてしまうギンや、妹としての絆の繋がりの深さを感じさせる秋子と、みんなそれぞれ可愛かった。

 結局は会長さんに花をもたせた形になったけれども、年上キャラだからか、秋人争奪戦よりも後輩たちの騒動を一段上の立場から見守るポジションに落ち着いてしまってる感があるんですよね。
 それはそれで大人の魅力ですが、ヒロインとしてはもっと可愛らしい姿をアピールして欲しかったところ。
 さて、そして最後に新ヒロインがハーレム入りktkr! 秋子との妹ポジション争いとなるのかな。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫J | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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