ダフロン

2006年08月28日

タラ・ダンカン 若き魔術師たち/ソフィー・オドゥワン・マミコニアン

4840111111タラ・ダンカン 若き魔術師たち(上)
ソフィー・オドゥワン・マミコニアン 山本 知子
メディアファクトリー 2004-07-02

by G-Tools

484011112Xタラ・ダンカン 若き魔術師たち(下)
ソフィー・オドゥワン・マミコニアン 山本 知子
メディアファクトリー 2004-07-02

by G-Tools

【古い館で祖母と暮らす12歳の少女タラ。彼女の強力な魔力を知った闇の一族サングラーヴがタラを狙い始めた。タラは安全な場所をもとめ、魔術師の住まう別世界へと渡るが・・・フランスNo1,ハリウッド映画化決定!】
「たとえ死んでも、ぼくは、
 タラの手を、ぜったいに放さない!」

特大元気印のハリポタガール

頭が良くてお転婆な女の子、タラ・ダンカン。
彼女の家族は魔術師の家系だった。
闇の魔術師サングラーヴ族の襲撃から身を守るため、
別世界オートルモンドのトラヴィア王宮へやって来たタラは、
そこで信頼する仲間たちを得て、魔術師として成長していく。

かわいく突っ走るタラと友人たちがいいカンジ。
幼馴染の少年ファブリスはいつも彼女に振り回され、
いたずら好きの盗賊少年カルは面白がってはやし立て、
内気な王女さまモワノーもついつい引っ張られ、頼りになるハーフエルフのロバンは、タラにこっそり憧れを抱いています。
タラを中心にした仲間たちの友情の絆が素敵です。

ちなみに作者はアルメニアという国のかつての国王の子孫にあたる本物の王女さまだそうです。全十巻を予定とか。
少年少女の見習い魔法使いが悪の魔術師と戦うという、
大筋のストーリーこそ定番であるものの、異世界オートルモンドの世界観の作り込みが非常にきめ細かいのが特徴です。

ただ、これは訳者に問題があるんでしょうけれど、
前後の文脈が繋がらない箇所が頻繁に目につきますし、
表現にも違和感があって、すんなりとは読みづらい。
「魔法学校なんぞはない」と言っておきながら、王宮でやってることは、どうみてもホグワーツだしねぇ。
多分、原題のままで日本語として綺麗なテキストではない。

タラが魔術をバンバン使ってるのに、お祖母ちゃんには影響がなかったり。胸元のイレズミも何の意味があったのか。
設定に対して中身が若干、片手落ちな印象が残りましたね。

村田蓮爾の表紙がインパクトあるだけに勿体ない。続刊期待

ラストエグザイル~エアリエルログ~ラストエグザイル~エアリエルログ~
村田 蓮爾

by G-Tools
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。