 | トリックスターズM 久住 四季 メディアワークス 2006-08 by G-Tools |
【「予知夢」によって未来に起こる事件を知った周。しかも被害者となるのは凛々子たち5人である可能性が高い。周は未来を変るべく、ミス研主催の"マスカレイド"の宴へと赴く】
味付けが薄いなぁ
城翠大学祭二日目。
未来視で知った未来の事件を阻止しようとする周。
時を同じくして扇谷いみなの兄、諡がロンドンから帰郷する。
周は諡を犯人と断定するも、被害者までは特定できない。
ミス研の過去を探ることで事件の真相に迫っていくのですが、
もっとこうメタメタなものが来ると身構えていたのに実に平凡。
妙にスラスラ読めてしまいました。
今度も内容はミステリーなのか微妙なライン。
調べれば分かってしまう謎は、トリックじゃないんですよね。
いみなちゃんはスリラー派よりもパズラー派だったようです。
今更だが扇谷兄妹の名付け親のネーミングセンスは酷い。
よく市役所に姓名申告が通ったものです。
いつものメンバーがコスプレで登場です。
氷魚っちのメイド姿、やたら鋭い眼光に私の中のＭ男興奮。
諡さんとの絡みでは、彼女も立派なツンデレさんだったということが判明して安心しました。
それにしても兄ちゃん子のいみなちゃんは可愛いなぁ。
またもや佐杏先生は、いい所だけかっさらって行きました。
振り返ると初めに周を焚きつけて独立行動させたのも、
すべては犯人をおびき寄せるエサだったんだな･･･。
確かにあれだけ積極的に不審者行動とってたら目立つね。
ストーキングの才能は常日頃の鍛錬が重要デスヨ。
あまねっちの探偵の才能の欠如云々はともかく。
ようやく自分の予知能力と向きあえたのが大きな変化。
凛々子たちが自分にとって大切な存在だと認めたことだし。
周の世界に対するツンデレもデレ期に入ってきた予感。
次回でいよいよ大学祭も最終日＝シリーズ大詰め。
ドコに不時着したいのか分からない作品ではありますが、
思い込みで期待感もたず、気楽に待ってますかね。
凛々子と周のラブラヴが描かれることを願って。
