![]() | デュラララ!!×3 成田 良悟 メディアワークス 2006-08 by G-Tools |
【現実から逃避し続けるボス、責任を感じている女子高生、友人の想いに気づけない少年。そんな彼らが過去を乗り越え、三つ巴の哀しい現実に立ち向かう―。】
「さささ、最近の警察は化物だ!」
交機怖カコイイ!
おびえたセルティの可愛いこと可愛いこと!
仕草に人間らしい"可笑しさ"が滲み出ていて、
いつも以上に新羅との絡みがオンナノコしてました。
杏里よりセルティの方がエロ可愛いかった気がします。
それはさておき、どうやってゲーム画面見てるんだ!
池袋三国志
黄巾賊のリーダーに戻った正臣。
隠れ潜む罪歌の子供をまとめる杏里。
そして静観する姿勢のダラーズのボス、帝人。
三つ巴の抗争を予感させる緊張状態の池袋に、
折原臨也の囁きが悪意の歯車を回し始める。
ダラーズのボスが帝人だと知らされたとき、
かつての恋人を救えなかった自分の贖罪を果たすべく、
今度こそ親友を守るため、正臣のケンカが始まる。
たった一人で立ち向う彼の雄叫びが胸に響きます。
セルティかシズちゃんを助っ人でブチこむかと思いきや、
ドタちん大活躍だったのが意外な伏兵でした。実はいい人!
やはり本好きに悪い奴はいないんだな、おおむね変態だが。
ゆまっちのラノベネタが控えめだったのが残念。
ベ、べつにそこだけ期待してたわけじゃないんだからねっ!
Хорошо!
一番読者の思いに応えてくれたのはサイモン。
きっとみんな臨也を殴りたくて仕方なかっただろうよ。
これまで立ち位置がサッパリ不明だったけどよくやった!
最後で正臣が消えたのは、ひょっとしてシズちゃんの誤解が解けなかったからとかそういうオチだろうか。
前巻と合わせて上下巻の構成かな。
複雑に絡み合った糸が、千切れる寸前で綺麗にほどける、
緻密に計算された場面展開がまたも素晴らしかった。
ブームの絶頂期こそ過ぎ去ってしまったものの、やはりストーリーの構成力に関しては他に比類なき神業の持ち主。
とりあえず『デュラララ』も一区切り。
次は放置してたシリーズをようやく続けるもよう。
『バッカーノ』の過去編は確か次が最終章のはずだし、
個人的には『ヴぁんぷ』の新章突入も待ち遠しい。
まあ『針山さん2』の連載分がたまるのが先っぽいのかな。
あ、そういや帝人は今回なにもやってない!さすがダラーズ!