![]() | 魔法科高校の劣等生 2 入学編 下 (電撃文庫 さ 14-2) 佐島 勤 石田 可奈 アスキー・メディアワークス 2011-08-10 by G-Tools |
成績優秀、才色兼備な妹・深雪が、主席入学生の慣例として魔法科高校の生徒会にスカウトされた。そして兄・達也も、とあるトラブルを払いのけた事件をきっかけに、違反行為を取り締まる風紀委員にスカウトされる。
人は自分だけの生き甲斐を求めて
現代のエリート校である魔法科高校に入学した兄妹が繰り広げるマジカルバトルアクション。
達也さんパーフェクトすぎる! なんだよこのイケメン、チートすぎっぞ!
二科生でありながら風紀委員として一科生を上回る実力を見せつける達也ですが、その微妙な立場のせいで二科生の冷遇の改善を要求する『同盟』と学校側の対立に巻き込まれ、その騒動の渦中にありながら、またしても垣間見せる快刀乱麻の活躍ぶりにもう言葉もでない。
もう達也は高校に入学したばかりの学生の域を超えてるよ。それは他の登場人物も一緒で、一科生とか、二科生とかあまり関係なく優秀すぎなんですが、こいつらいまさら学校で学ぶ必要あるのかい。
同盟の背後にいる黒幕や企みをスバスバと見抜いていくのはカッコイイんですが、そうやって最初から『勝って当然、負けて不自然』な話の雰囲気を作ってしまうのはあまり好ましくないんじゃ・・・・・・。
というか学生に負けるテロリスト集団って、どうなんだろう。あんだけ武器と人数揃えて負けるとか。ただの街の不良とかならわかるんだけど、バックに外国の支援がついているにしてはレベル低くてザコい。
不思議なのは桐原と壬生の関係の突然の飛躍。いくら不器用にしても女の子相手にキレて殺傷力の高い魔法で襲いかかるような男に乗り換えるとかないわーわけわからないわー。
真の才能を秘密にしながらも人前で使うことに抵抗はないんですね。深雪もあんな力が兄にあると知っているなら劣等生と蔑んだりするわけないな。それ以前にブラコンだからって理由もありそうな。
面白いことは面白いが、期待値を越える程でもなかったという感じでした。もっと何かしら予測不能のアクシデントがバンバン起こってくれたらよかったんですけどね。すべてが達也の推理通りに予定調和でトントン拍子に解決してしまうと、それはそれであっさりしすぎて逆に面白味が薄れてしまう、と。
1巻からわかっていたことだけど、俺TUEEE小説が嫌いな人には絶対オススメしない。反対に大好きな人には絶賛オススメします。私はそれほど気にしないので今後面白くなることを期待して、しばらくは読んでみようかな。といいつつ、すでに胸焼けがしてきた・・・・・・。
俺TUEEEな小説が好みなのもあってか、まあ多少上手くいきすぎだろうとは思ってましたがほとんど違和感なく読みきってしまいました。
愛咲さんの文章のつっこみのだいたいになるほど感じました。
どうしても読んでると納得させられてしまうというか、
もっと色んな視点からみれるように精進したいと思います。
コメントありがとうございます。
主人公が俺TUEEE頭SUGEEEで、都合が良すぎるとか、それが悪いというわけではないんです。
ただ初めから主人公が完璧であると、今後のストーリーの中での成長に期待できない。
敵を苦もなく倒していくのは痛快であるが、絶体絶命のピンチの緊張感を覆して勝利を収めた時の開放感の方がそれより勝る。
という、2点を考えると、現状の作りでは読者への面白さの提示の仕方が硬直化してしまうと思うんです。
まあweb版既読者によると、第二部から面白くなるそうなので、そこまで読んでから最終判断を決めようかと思っています。
なるほど……確かに納得です。
参考になる意見ありがとうございます。
これからもお話聞かせて頂けると有りがたいです。
よければ相互リンクお願いしてよろしいでしょうか?
ただいま対応いたしました。
これからもよろしくお願いします。