緋弾のアリア ] (MF文庫J) 赤松中学 こぶいち メディアファクトリー 2011-07-22 by G-Tools |
ジーサード、ジーフォースと名乗る二人組が現れる。彼らの手によって壊滅させられたバスカービルのメンバーを救うため、現場に向かったキンジは、ジーフォースに「お兄ちゃん!」と迫られる。彼女はキンジの部屋にまで押しかけてきて……?
妹が**デレなんですけど!
武装する探偵、『武偵』の卵の少年少女たちが凶悪犯に立ち向かう学園アクション&ラブコメディ。
新しいヒロインは、妹・・・だと・・・!? それ何てエロゲ?と思ったら、**だった・・・なにこれ怖い。
バスカービルのメンバーを単独で圧倒した謎の少女・ジーフォースに「お兄ちゃん」と懐かれてしまい、激怒する女子陣との狭間で振り回されるキンジのヘタレっぷりが相変わらずで可笑しかった。
一巻ごとにハーレム要員が増えていく状況に次第に疑問に思わなくなってきた自分がいて困る。
最先端の科学兵器を装備したジーフォースをこちらの陣営に引き入れるため、キンジの天然タラシスキルが光る。むしろヒステリアモード時の戦闘力よりも、そっちの能力の方が脅威ですよね。
当然、自分たちを倒したジーフォースに優しくするキンジにヒロインたちが黙ってるわけはなくて、女にだらしないキンジに激怒しつつも、自分の気持ちを一生懸命に伝えたアリアが可愛かった。
押しかけ妹のジーフォースも、キンジとアリアたちを引き離した手口こそは強引だったけど、キンジに妹として認めてもらおうと健気にかいがいしく家事をこなす姿は、なんというか実にいいものですね!
キンジも彼女の特殊な境遇に同情し、お互いに信頼を築いていけるかと思いきや、そんな甘い考えで済むレベルじゃなかったぜ!これも普段の行いが招いた結果というか、いつも味わってる幸福との等価交換かな。
相手の自滅でしたが、うまく話も纏まったのに最後に面倒な後始末が残ってましたね。
さすが表紙、やってくれたぜ。白雪を呼び出したあたりからもう嫌な予感しかしていなかったけど。
というか肝心の師団と眷属の戦いはどうなったんや・・・身内で無駄な争いをしてていいんだろうか。
世界の覇権を巡る戦いよりも、乙女たちには恋のバトルのほうが一大事か。戦いの趨勢は如何に?