青い髪のミコ 為我井 徹 中島 鯛 竹書房 2006-05-20 by G-Tools |
【ゲームに興じ友人と戯れる秋葉拓郎の生活は、青い髪の美しい巫女との出会いで一変した。ミコと名乗り、拓郎の命を救った彼女の正体は、フィギュアから生じたツクモガミだった】
中途半端
まったくキャラが立ってない巫女のミコ。
設定だけあれば、いいってもんじゃないんですよ。
今時、コスプレだけで萌えるわけないですか。
さらにそこから斬新な飛躍が求められているのですよ。
そして拓郎もヘタレというか、単なる精神薄弱にしか思えん。
秋葉原なんだけど、ビックカメラのある方とは反対側。
オタクが主役なんだけれど、とくに一部の読者に通じるネタがあるわけでもなく、ディープな世界に踏み込むわけでもなく。
オタクが興味を持って情熱を傾けるものといえば、ゲームでエロゲのみって、どれくらい頭が単純なのか訊ねたくなるよ。
時代背景がとても古臭く、90年代の感性。
まさにオタク文化の表面だけなぞって、それ以上は資料不足なのがバレるから深入りしないって思惑がはびこっとる。
まず作者の技量が商業レベルに達しているのか?
何を描きたいのか、それをとてもいい加減にやっちゃってる。
あ、そっか。間違えて同人小説買っちゃったよ。
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