![]() | 吉永さん家のガーゴイル10 田口 仙年堂 日向 悠二 エンターブレイン 2006-04-28 by G-Tools |
【雅臣の元で子ども達の世話をして過ごす双葉。戦火は激しくなり、雅臣は兵器としての石像ドミニオンとガーゴイルを対決させる!一方、現代の御色町では和己と喜一郎が出会い・・・】
過去の世界で対峙したガーゴイルとドミニオン。
『防衛のためには敵を排除するべし』と言い切る2体の石像。
彼らの主張に浮かんだ疑問をうまく言葉にできない双葉。
迫りくる空襲が双葉に忘れられぬ記憶を刻み付けていく。
『小生は・・・守れたのでしょうか・・・』
『・・・我は汝を守れなかったのだな・・・』
戦争(`つω;´)イクナイ!
お互いに譲りあう力と誇りを持つドミニオンとガーゴル。
しかし、空襲は無残にも守るべき人々と街を焼き。
自分が破壊されるまで戦って、それでも激しい後悔のこもった魂の震撼がドミニオンの断末魔から伝わってきた。
そしてユキ姉ちゃんを守れなかったガーゴイル。
予想はしていたが、喜一郎との約束を果せず、守るべき存在を救えなかったガーゴイルの心痛は察して余りある。
ガーくんですら守れなかった時代の重みを体験した双葉。
重い・・・。重いよ、戦争って・・・・・・(´⊃ω⊂`)ウ、ウワァァァン!!
ああ、此の自動石像
そして現代では、ケルプの門番としての誇りを賭けた戦い。
自動石像にも遺伝というのがあるのか分からんが、ドミニオンの遺志は、たしかにケルプに受け継がれているな。
これまでと一味違ったケルプの変化もイイ。
なにやら魔法使いやら、古科学を使う謎の刺客やら。
怪盗百色の宿敵っぽい黒幕の存在を匂わせる最後ですが、もしかするとシリーズ最終編への布石なのか。
安易に強敵が出現して、皆と力を合わせて戦って大団円みたいな展開は興味ないんだけどなぁ・・・。
最後もほのぼのとユルいご近所ストーリーを貫いて欲しい。
そうそう、壁紙をガーくん仕様にしました。右上の時計は自前。
