![]() | “骨牌使い(フォーチュン・テラー)”の鏡〈1〉 五代 ゆう 富士見書房 2006-03 by G-Tools |
【祭の夜、〈骨牌〉を使う占い師アトリを襲った惨劇から、すべての物語が始まる。運命的に出会った青年ロナーの真意とは。〈骨牌〉に翻弄される少女の数奇な運命を描く】
母親の後を継ぎ、骨牌使いとして暮らす少女アトリ。
馴染みの娼館で美貌の青年ロナーを占ったことから、
世界を語る〈真の骨牌〉を巡る諍いに巻き込まれていく。
世界で通じる
世界の根幹に関わる物語スケールの長大さ。
クセのある登場人物たちを刻命に映す描写力。
読み応えある世界観の重みは、辛口ファンをも黙らせる、深淵な底知れなさを感じる。
てか、誰これ?
どうみても「パラケルスス」と同じ作者とは思えない。
文庫リメイク版らしいですが、読んでいなかったので驚いた。そういや、この人は本来こんなの書ける人だったね。
むしろ最近が落ち目なのかそうかそうか。自己納得!
まだ序盤ということもあり、筆者がこの作中で何を語りたいのか意味不明な感は否めない。
専門用語や固有名詞の解説や裏打ちが不十分な部分もあるし、なんでそんな生真面目なロナーが娼館にいたのか。
飛び出た糸クズがしっかり繋がっているのか気になる。
![]() | パラケルススの娘〈1〉 五代 ゆう by G-Tools |
世は大ファンタジー時代
ここから雑談。
全世界でファンタジーの嵐が猛威を振るっていますね。
「ロード・オブ・ザリング」や「ハリポタ」に続き、「ナルニア」。
さらにあの「タラ・ダンカン」までハリウッド映画化決定。
読みたいと思ってるのに、近場じゃ売ってないんですよ・・・。
そして次のジブリは「ゲド戦記」・・・えー。
「ハウル」に続き。またビミョ(゚д゚)ーなの持ってきたよね・・・。
「ハウル」のときも書いたけど、「レッドウォール伝説」とか、「正しい魔女の作り方」とか。
『物語』のあるものをやれないかね。エンペラーよ。
![]() | タラ・ダンカン 若き魔術師たち(上) ソフィー・オドゥワン・マミコニアン 山本 知子 by G-Tools |
![]() | 勇者の剣―レッドウォール伝説 ブライアン ジェイクス Brian Jacques Gary Chalk by G-Tools |
![]() | 正しい魔女のつくりかた アンナ・デイル 岡本 さゆり by G-Tools |
スタジオジブリ ゲド戦記