ダフロン

2006年03月21日

緑のアルダ 緋のウルファ白のラダ/榎木洋子

4086007304緑のアルダ〈第2部〉守龍編―緋のウルファ 白のラダ
榎木 洋子
集英社 2006-03

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【守龍探し一行として、山脈を登るアナンシアたち。しかし、アルダ・ココには、いまだラダの呪いが残っていた。ウルファは彼女を救おうとひとつの決心をするが…】

「火龍さま!」
何事かと皆が、洞窟の奥で寝ていたアルダ・ココに眼をやる。
「いかにも」
腹に響く声とともに、ぬっと龍の頭が入ってきた。

洞窟内に悲鳴と怒号がとんだ。

龍の中の人ワロス

_
\\-..、               n
  \\:\              ト:l
    ] \::\           / |::l だからっ!
   `ト、\\、\        ニノ、 |:::l  中の人などいない!
   _l__ニー |:::|^v   _-、ノ\\\l
   ニーt_:]:::::|   フ;;\ー、ニ\  \_  て  
    _ニ--ト、::\ニ;;;;;;_ー`-_/\   。廴 て 
      ̄\ー、::::\;;;-_ー//_/L !.n`ー、_]
   ノ`ーイ \ \::::_〕i l l lノ /'   `ー、`コ
    /       \/r-'Tヽ/   `i
-=、'.   rー 、  レ'ノ`^`~|   l  /`ニi
_|.   | w"ー' r、_=' / ,,,イ /ノ`^
\     `ノ  `'   /\ | ヽV/Lヽ
  \        /\  \\ `
   \     / \ トー\ \
     `ー- 'ー、イ    `フ
           \_   \
              ノ,,イ  |
      -=ニヽ__  n `' ノ   |
         \_ `'' `ー''   /
           レ----- ーi/

万物の頂点に君臨する存在なのに、
井戸端会議したり、若者を非難する年寄りとかいたりして。
一匹だけで人前に出てくると崇高な存在感があるのに、
何人かで群れると、とたんに仕草が人間臭くなる。
第二部になってから、龍の人がいっぱい。豪勢で嬉しい。

カートラムなさけぇ

龍に諭されたことで、コーサ国の未来を考え始めたアナ。
そして彼女が決断し打ち明ける想いに、背を向けるカートラム。本当に期待外れですね、この男・・・。
ヨールたんのセリフであるが、確かに初登場の頃のおんぶ抱っこのお姫様だったのが、頼もしくイイ女に成長してきた。
ああ、この軟弱男には、もったいない。

ラダ萎える

前回に続き、ラダが非常にイラ立つ。
やることなすこと悪役としてのカリスマや美学を感じない。
根性の曲がった子供が、そのまま大人になったかのような言動ばっかなんだもんこいつ。アホらしくて相手にしてらんない。
なぜかファンがいるらしいが、さすがに趣味悪いよ。

また微妙な終わり

ウルファはやはり、いつも最後でツメが甘い。
「いい所」というか、「ヤな所」で続いたなー。
あと二巻で完結宣言してくれちゃってますが、次巻でラダとの決着。最終巻で守龍σ・∀・)σゲッツ! な構成なのかな。
守龍を得てからのコーサの復興話も読みたいんだけどね。

今回もそっちのけですが、オベロ思い出してあげて・・・。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 集英社コバルト文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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緋のウルファ 白のラダ
Excerpt: シリーズ名: 緑のアルダ 著者名: 榎木 洋子 出版社: 集英社 コバルト文庫 刊行年: 2006年3月 第1刷 読了日付: 2006年3月3日(金) 定価: (本体)419円+税 買った..
Weblog: Chaka-Poko Bookshelf
Tracked: 2006-03-22 16:56