とく。 清涼院 流水 徳間書店 2006-03 by G-Tools |
【夜霧邸から脱出した特馬たち。だが、双月クレアとフレアが捕まってしまった! 瀕死の特馬の前に現れたのは最強の処刑人「I♥ミッキー」。あらゆる謎を鮮やかに「解く。」!とくま三部作完結!】
「『特馬』でいきます」
平凡な人間だったはずの出有特馬に秘められた出生。
刑殺との因縁が明らかになるにつれ遠のく日常。
刑殺に連れ去られた双月クレアとフレアを取り戻すため。
そしてもう二度と彼女たちを泣かせないために。
特馬は、決戦の街へと向かう! 敵は街の住民1万人!!
超越的展開!
って、ありえねえぇぇぇえええEEEEeeeeeee!!!!
一作目で、『一日一殺事件』。二作目で、『一晩千人殺し』。
そして今回は、『1万人の暗殺者との闇夜のバトル』・・・。
これミステリですよ? えーと・・・、どこからおかしくなった?
って、最初からオカシカッタナ ソウイヤ・・・。
強さの激高インフレ
今までのキャラが、とんでもないな・・・。
『人は根性さえあれば、超サイヤ人になれる』というのを大上段にやってくれやがったんだもん。ビルは壊すな人として
「それは絶対にない」という読者の死角から、テポドン級の仰天サプライズをブチ込むムチャクチャな展開。
さすがはあの西尾維新に悪影響を与えた御仁でござる。
奇抜かつ豪快、大味なのにページをめくる手がとまらない。
ああ、私の積み上げてきた価値観が崩れていく・・・。
だが、それが気持ちいいというか、
もっと私を壊して!!
死闘の中で不気味な収束をはじめる物語の闇。
特馬の過去と、言葉遊びに貫いた数々の伏線。
何故、特馬は母親に捨てられたのか。
何故、特馬は生まれてきたのか。
そして特馬が命を燃やして出した答えとは。
妙にハーレムエンド臭いエンディングはいいんだけど。
クレアと新悟には幸せになって欲しかったのが不満。
ここまで書いて、ふと我に返ったんだけど、
やっぱこれはミステリじゃねぇ!