 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 6 (電撃文庫 ふ 8-11) 伏見つかさ アスキー・メディアワークス 2010-05-10 by G-Tools |
ヤバイ。桐乃ヤバイ。俺の妹マジヤバイ。まず偉そう。もう傲岸不遜なんてもんじゃない。超居丈高。とにかくお前ら、ウチにいる妹のヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイ桐乃と一緒にいる俺、超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。
その想いだけは、譲れない
ティーンモデルで陸上部エースで優等生の人生勝ち組な妹とごく平凡な兄のオタクライフコメディ。
京介氏の暴走に、完全に歯止めが効かなくなってきているでござるの巻。
普段はあれだけ黒猫や桐乃に変態呼ばわりされないよう気を配っているのに、あやせに対してはどうしてそう欲望丸出しなんだろうか。そればかりではなく至る所で京介の変態っぷりが滲み出ていました。
すでに黒猫√を逃しているのに今更キスされたことに舞い上がっている姿が大変滑稽である。
今回はいままで登場してきた脇役に今一度スポットを当てての短編集という感じでしたね。
というか、この小説はもはや秋葉原の体験レポートになってきていると思う。アダルトショップのシーンとか実際に取材に行ってるんだろうなぁ。それはそれでご苦労さまなのだけれども、あの京介と赤城のエロトークで、また女性読者の数がガクっと減ったんじゃないだろうか。
そしてやっと沙織にもメイン回の出番が回ってきましたが、彼女の自宅は想像通りマニアックなアイテムの宝庫だなぁ。昭和世代のおもちゃコレクターですか、貴女は。いや、本当にそうなのか？
沙織と姉たちの話には少しシリアスに切なくなりましたが、沙織の素顔にちょっとだけ触れられたのは大きかった。そして眼鏡を外すとやっぱり超絶美人というオチで、沙織ちゃんマジ天使。
しかし、ここでそのお約束を使ってしまったということは、もう地味子の出番は永遠に失われたとみるべきである。奴の"きょうちゃん"が非常に鬱陶しく思えるのは私だけではないはず！
桐乃にとってリアは妹である以上に陸上選手としてのライバルなんだろうなぁ。
京介は、中学校の校庭で何ヤバイこと叫んでるの。すでに手遅れだが京介のキャラ崩壊が激しい。
兄妹の溝はすでに埋まってきましたが、最後の桐乃のお願いの真意は……。まああまりにテンプレすぎて先が読めるけれど、そこからさらに予想の斜め上を行く展開を信じています。
ときに昨日、Twitter上でやった俺妹６巻の実況TLがもうきりりん（@kirino_kousaka）と黒猫（@kuroneko_daten）に捕捉されていたでござる。「ま た お 前 か ！」と、作者に名前を覚えられていそうで怖い。いやいや、きりりんと黒猫に中の人なんていませんよね。わかってます。
７巻の発売やアニメ放送開始が決まったら、また釣針の準備をしないとな、ｸｸｸ……。
