![]() | ダンタリアンの書架5 (角川スニーカー文庫) 三雲岳斗 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-05-01 by G-Tools |
幽霊列車の記事を新聞で見つけたダリアンとヒューイ。貨物専用のはずの路線にあらわれた特別急行。飛び乗ったダリアンたちは、車内で幼い少女と出会う! 謎の鍵を握るのは一冊の時刻表? 人気シリーズ第5巻!
人は揚げパンのみにて生きる
人の欲望に応え、不思議な力を発揮する悪魔の本が巻き起こす事件を追う少女と青年の物語。
◆第一話 時刻表
小さな子供と背の高さで張り合うダリアンが可愛いすぎてニヤニヤしちまう!
かつて危機を前に職務を放棄して逃げてしまった己の行動を悔やみ、幻書の力を借りて過去を変えられはしたものの、そのために払った代償は大きかったですね。
ただ、幻書を使わずにずっと後悔し続ける人生を送るよりは、彼はあれで幸せだったのかも。悲劇の代わりに、彼の名はあの街と人々の記憶に永遠に残るのでしょう。
◆断章一 水辺の花
「この世で最も危険な動物」という注意書きの置かれた檻のある動物園の話を思い出した。
とりあえず、それは本か?という疑問が。
◆第二話 猫と読姫
猫とダリアンなんて、最高の組み合わせじゃないか! 萌えすぎて身悶えた。
ダリアン自身が、猫みたいな子ですからね。こちらから構うと嫌がるくせに無視してると寄ってくる。
夢の話はちょっとSFだったけど、その猫がヒューイに拾われたのも何かしらの運命だったのかしら。
◆断章二 愚者の本
常に作者の思惑とは別に読者は作品を読み取る、という小説家としての苦悩を表しているのかな。
読者の受け取り方なんて、作者がいちいち気にしなくていいと思いますがね。
◆第三話 航海日誌
大根娘再登場! すっかりダリアンにいじられるアホな娘で定着しちゃいました。
ロールプレイングは自分からする分には楽しいけれど、こうやって強制的に役割を押し付けられて、終わりも見えずに延々と演じなければならないとなると、ただの苦痛にしかならないでしょうね。
毒舌を吐きつつもジェシカを思いやるダリアンがよかった。
◆断章三 観測者
1日1頁でも、最後まで読んだら死んでしまうのであれば、約束を守ったところでいつかは……。
というか、観測できるだけじゃなく本から飛び出てくるんですか?
◆第四話 つながりの書
焚書組に続き、幻稿組との遭遇ですが、顔を合わせた途端に低レベルな口喧嘩をおっ始めるロリっ子たちの姿に、こういうのを待ってましたと歓喜の俺。読姫たちはやっぱり仲悪いんだなぁ。
しかし、この時代にダリアンとヒューイの口からネットワークだの、ノードだのというIT用語が出てくることに違和感を禁じえない。よくもまあグリッドコンピューティングなんて推理に結びつきましたね。
帝国(ライヒ)という言葉から、教授は未来からきたナチス信奉者かなにかだろうか……。
コミカライズ、おめでとうございます。しかも二誌で。これでダリアンの可愛さが2倍味わえる!
早く読みたくてたまらないのですが、単行本になるまでは我慢して揚げパンを食べて待ってる。


