ダフロン

2006年03月14日

王宮ロマンス続命/藤原眞莉

4086007320王宮ロマンス続命―姫君は自由に恋する
藤原 眞莉
集英社 2006-03

by G-Tools


【クィンシード王国第二王女のエヴァは紫の瞳を持つフツー(?)の15歳。ある日、従姉に誘われ仮面舞踏会に参加してから、妖しい隣国の貴族に狙われるはめに】

十五歳のエヴァは、ちょっと口の悪い退屈姫。
真摯で誠実な婚約者のアレックスもいて、恵まれた生活をおくるものの、面倒な社交界の人々が不思議でたまらない。
現状を変えるため彼女が選んだ道は婚約破棄で・・・。

ジャケ買いですよ

ヒロインのエヴァは、天然なんだか、器が大きいのか。
不自由な境遇にも、決して性格をねじ曲げたりせず、いつも純粋で・直なところが可愛らしい。
誰しもハッキリとは答えにくい問題を投げかけたり、周囲の常識に誤魔化されない主観をもっている。

窮地に陥った役立たずな婚約者を救いにむかったりと。
単に世間知らずなお姫様なだけでなく、
上品さの裏に宿る、真っ直ぐな心根が清々しい。

ロマンヌですよ

剣と魔法のロマンが少年向けレーベルのファンタジーなら、
謎と恋愛のロマンヌがコバルトのファンタジーの族道です。
まあキャラで読ませるような話ではないし、藤原お得意の不意打ち感もなく、「姫神さま」と比べると面白さダウン。

お姫さまといえばアレ

とにかく、縦ロールに萌えなさい、縦ロールに。
あとフリルいっぱいの天然ゴスロリ。男キャラは片眼鏡な。
年配のおじさまダンディ萌えは・人にはオススメできない。
コバルト世界の乙女心を理解していないと、ドコを読んで楽しめばいいのかワケワカラン♪と思われる。

ちなみに私はちゃんとコバルト魂を持った乙女野郎です。
そもそもHNの「愛咲優詩」って、少女小説系のフォーラムで女の子に交じってチャットとかしてた頃の名ですし。
いやぁ、ウケよかったよ。OFF会はハーレムでした。

私って内面からにじみ出る耽美的な輝きがありますやん。
「どうみてもナルシ系ですキモいですイタいです」って皆まで言うな! そんなの本人が一番わかっとるにょ!
そういうトークばかりしてたわけです。昔から。

姫神さまに願いを姫神さまに願いを
藤原 眞莉

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posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 集英社コバルト文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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