ダフロン

2006年03月12日

Fiss/冬瀬まのと

4757516177Fiss
冬瀬 まのと 小島 あきら 恵 三朗
スクウェア・エニックス 2006-01-27

by G-Tools


【占いと呪いを生業とする天壬家の当主蒼夜。占呪師としての力に優れ、頭脳明晰、スポーツ万能、おまけに眼鏡の似合う美少年。そんな彼の唯一の弱点が幼なじみの御流緋奈。二人にはある秘密があるのだが】

魔術師の存在が世の中に認められてきた現代。
代々、人の運氣を操る占家に生れた天壬蒼夜と御流緋奈。
この二人に眼をつけた政府の魔術監査官である藤沢綾は、彼らを取り巻く「絶対運命」の宿命に巻き込まれていく・・・。

無敵じゃね?

頭良くてスポーツ万能で女子にもモテモテで、頼りになる仲間もいて、御曹司で、さらに幸運の持ち主って最強じゃn。
それでも本人は幸せでいることに退屈していて、緋奈に捧げる溺愛ぶりは微笑ましいつーか、幼馴染馬鹿www

アクションになると完全に蒼夜のワンサイドゲームで、ヤラレ役がヤラレ役すぎて、なにやってもダメダメなのが面白い。
彼の一番のピンチがヒロインが招く不幸という、これは他人なんか眼中にない二人の世界ってことですね。熱いことで。

で、主人公って誰さ

話の視点が蒼夜と綾で半々くらいで描写されてて、どっちが主人公だがピンとこないんですが。
いや、もちろん蒼夜なんだろうけど、それにしては人間味が薄くて読んでいるうちに親しみがわかんのです。

序盤はわかりやすい純情少年っぽかったのに、中盤以降はクールな活躍ばかりで違和感を感じましたね。
ヒロインも出番は綾ばかりで。緋奈がおざなり気味。
もうちょい学生っぽさをキャラの前面に欲しかったな。

って、ちょいまち!

小島あきらのイラはどこに消えたんだよっ!?
そもそも小島あきらのイラストを元ネタに小説を書こうって企画のはずじゃ・・・あれ?
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンブJブックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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