生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 (富士見ファンタジア文庫) 葵 せきな 富士見書房 2010-03-20 by G-Tools |
「反吐が出る。生徒会がキライだ。碧陽学園が大キライだ」私立碧陽学園生徒会。そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、その楽園が形成されるまでの道のりは、苦難に満ちていた。かつて、碧陽学園に存在した闇…金、権力、暴力を手に、すべてを覆いつくさんとする深い闇。それを打破した人物とは
いつか愛しき日々の思い出へ
いつものように事件らしい事件はいっさい起きません。爆笑必至のスクールライフコメディ。
ドラマガ掲載分は、新規読者にわかりやすくと言っているくせに、逆に混乱させてるだけだなぁ。
そもそもこのシリーズに柱なんてありましたかねぇ!? むしろ危険なネタばかりやって富士見ファンタジア文庫という大家を倒壊させかねない白アリみてぇな作品じゃないですか。
それに最近は本編よりも外伝を楽しみにしている俺がいる。だって二年B組には中目黒がいるんだぜ! 騒がしいお子様のいる生徒会の話なんて誰が読みたいと……おや、誰か来たようだ。だが、断る!
寝台列車での深夜のだらだらしたノリが好きです。いつもの仲良し五人組の寝物語に踊らされるクラスメイトたちも大変だ。本当に杉崎は愛されてますねぇ、いろいろな意味で。
巡との芸妓デートはなんかいつになくラブコメっぽくてニヤニヤした。杉崎とのときめきメモリアルが作れてよかったですね。しかし、彼の評価が高いわりになかなか報われることがないのが哀れである。
10年前の生徒会長の日記は最初からオチを見破っていた俺に隙はなかった。
ダウナー系と意表を突いて意外とお茶目さんなところが可愛すぎるんですけどぉおおおおおおお!! この人とジャンプ漫画について語りたい! 最近のワンピは毎週神回だと思いませんかぁああああ!
しかし、この日記は明らかに読み手を想定して書かれているよなぁ。この生徒会シリーズもそもそも杉崎の日記みたいなものだし、これはその原型と言えるのかもしれないですね。
そして最後のスク水真冬ちゃんの話。この子のゲーム脳もそろそろヤバイがなんともできない。
本の帯の『取扱注意』は、いまさら下だけ隠しても上半身だけですでにアウトだと思うけれどなー。
ダンボールがあるならス○ークよりも、箱ガン○ムの方が……いや、なんでもない。シュールすぎた。
少し成長した真冬ちゃんの笑顔が綺麗にまとめていました。いつかもっと堂々と友達と遊べるといいね。
ときに、外伝タイトルは曜日ネタだったのか。次回『生徒会の水○』もバットエンドじゃないことを祈る。
※占いしおりは杉崎と中目黒の「受」でした。