ダフロン

2009年12月04日

彼女は戦争妖精 小詩篇1/嬉野秋彦

4047261416彼女は戦争妖精 小詩篇1 (ファミ通文庫)

エンターブレイン 2009-11-30

by G-Tools

父・康頼の手がかりを探すため、古い手紙を頼りに父の恩師を訪ね鎌倉へ。大人の女を相手に日々を過ごす由良健二に赤い髪の美少女が彼の運命を変える。傷ついた伊織のため、宮本家に通う常葉。しかし伊織のクラスメイト・山崎が現れて。妖精たちと“鞘の主”の秘密と絆を奏でる、待望の小詩篇。

 妖精とうまい話には裏がある

 "妖精の書"を巡って繰り広げられる戦争妖精と主人であるロードたちのバトルロイヤル。短編集。

◆Lebor Caointeach
 父の恩師を尋ねた先で秘密を抱えた少女と遭遇してというお話。
 クリス可愛いよクリス。食いしん坊でやたら手がかかるところが大好きすぎる。
 話も聞かずに一方的に襲ってくる方が悪いとは言え、無用な争いを避けたいと本当に考えているのならば、伊織はもう少し『鞘の主』であることを隠すようにした方がいいんじゃないかね。

 ウォーライクはいつも騒動の種にしかならないけれども、それでも幸福を得ている人もいる。戦わせるばかりではなく、もっとお互いに建設的な関係を築けないのかなと感じずにはいられない。

◆Lebor Geancannah
 出張ホストとして過ごす由良健二の元に少女が現れてというお話。
 なんというか改めて由良健二のキャラが小さくなってしまったような感じ。隠れヘタレか。
 母親に虐待された過去に囚われて自暴自棄になっているチンピラとしか見れなくなってしまった。
 色々とぐだぐだ言っているけれど、結局何がしたいのか信念が感じられないんだよなぁ。

 マラハイドの前では格好つけているけれど、命を狙われたのも自業自得じゃねぇか……。

◆Lebor Cermait
 伊織の友人・山崎に恋人ができるがその正体は……というお話。
 な、なんて頭が可哀想な奴なんだ、山崎……。むしろこれは人間としてダメだろういろいろと。
 女の子とデートするために場所を選ぶ気遣いを見せるのはいいんだけれど、それよりまずはその煩悩まみれの性格をなんとかしないと彼女どころか、男友達も離れていってしまうような。
 山崎の甘えた性根を叩き直す常葉先輩が格好良すぎました。これは惚れる。

 それにしても今回は性格に裏表の激しいウォーライクが多かったなぁ。クリスやリリオの精神は年相応なのにここまで違うというのは、生まれつきなのか、それまでの生活が性格を変えたのか。
 本編への伏線もちょこっと混じって、さらに続きが気になってきました。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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