ダフロン

2006年02月11日

電蜂/石踏一榮

4829117885電蜂 DENPACHI
石踏 一榮
富士見書房 2006-01-20

by G-Tools


【神埼光也は、ゲーム好きの高校生。退屈していた彼の携帯電話に『Innovate』というゲームの招待メールが届く。退屈しのぎにゲームへの参加登録をする光也だったが!?】

ケータイは命です


   ,---ァr‐==−―ェr‐rェ‐、
  fl1  丶 ヾニニニニニニヽヽr''"´::丶
  ∧! \  ` −== ≡===ヘ::::::ノ
  トr、ヽ  ヽ、          ヾf`ヾ Yヾt‐ 、__,,..-―
  '、ヾユ \  | ̄ ̄ ¨ − − L..,,」´7 `ー'‐-  _`''−,._
  \`ェ、 `r −――−――−――!    __ -−=' }
.   \`ェ⊥__rf=――― =f、__,!  . {    __,ノ
      ヽ、!   `ー――――−'__ノ   l `¨"''ー―--
        `  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      `''− _
                              `  ̄

クリアすればどんな願いも叶うというゲーム。『Innovate』。
ユーザーが自らの携帯へコードを打ち込むことで、
具現化する超常の能力を駆使し、相手と戦い経験値を得る。
ただし携帯を破壊されたユーザーは死んでしまう。
とか、なにその携帯中毒の女子高生の戯言。

リアルMMO

とでも言っておけば、そのまんまですな。
「騎士」の力を得た主人公・神埼光也が、
命を賭けた戦闘の中で仲間を見つけ、Lvを上げ、
そして知人を失い、ゲームと現実の境が混ざり合っていく。

サイコサスだった

ゲームに憑りつかれた人間の狂気を描いている。
話のメイン『Innovate』は、実際にMMOをやってる者からすれば、裏技しまくれそうな、バグの多そうなクソゲーです。
だが、その殺人さえ起こるゲームにハマっていく者たち。
GMに操られるキャラたちの結末には、見所があります。

不条理エンドですが

ファンタジーと言うよりも、実はサスペンスなんで変ではない。
だが、さすがに報われない末路に不毛感がただよう。
クリア後の登場人物たちが、先進的に革新したとは思えん。
展開としては「あるあるw」ですが、面白味でいうと「ねーよw」

ちなみに昔こんな名前のシューティングがあった。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(4) | 富士見ファンタジア文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

電蜂
Excerpt: 著者 石踏一榮 イラスト 結賀さとる レーベル 富士見ファンタジア文庫  そういえばパソコンというかインターネットでの仮想現実  が舞台の作品は多いけど、携帯電話をを使??
Weblog: ライトノベルっていいね
Tracked: 2006-02-12 09:17

[石踏一榮] 電蜂 DENPACHI
Excerpt: 突然送られてきたメールには「Innovate」という件名と本文にURLが書かれているだけだった。それが何度も送られてくる。 新手の勧誘かと思ったけど、怪しかったらページを閉じればいいやとサイトを訪れた..
Weblog: booklines.net
Tracked: 2006-02-16 08:54

ラノベ「電蜂 DENPACHI」感想
Excerpt: 「電蜂 DENPACHI」☆×2 富士見ファンタジア文庫:著・石踏一榮 “この結末は誰にも予想できない!戦慄のアクション・サスペンス、堂々の登場!” 【炎が舞い。雷が走る。剣戟が、裏..
Weblog: すたじおG
Tracked: 2006-04-19 22:21

電蜂 DENPACHI  感想
Excerpt:    【名】 電蜂 DENPACHI  【籍】 富士見ファンタジア文庫  【著】 石踏 一榮  【絵】 結賀 さとる  【売】 2006.1 + Amazon + BK1 + ..
Weblog: しばいてぃてぃ ライトノベル 感想・人気投票
Tracked: 2006-06-21 17:27