ダフロン

2009年09月01日

"文学少女"と恋する挿話集 2/野村美月

4757750390“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)
野村美月
エンターブレイン 2009-08-29

by G-Tools

親切だけどお節介で早とちりなななせの親友・森ちゃん。そんな彼女に恋する少年・反町の前に、“文学少女”が現れて!? 心葉に恋するななせの切ない胸の裡を描くほか、心葉のクラスメイト達を中心に、時に本編で語られなかった秘めた想いまでもが描かれる、珠玉のエピソード集待望の第2弾!

 詩人は生涯恋して、永遠に愛を詠う

 "文学少女"本編では語られなかった恋の物語を綴った小話集。

 琴吹ななせの親友・森ちゃんに恋する反町くんの恋愛模様がもどかしい。
 一途に森ちゃんのことを想っているのに、何故か琴吹ななせのことが好きだと誤解されて、いざ勇気を出して告白しようとしてもなかなか思い通りにいかない姿には共感を覚える。
 やっと付き合い始めても、いつもいいところでキスを邪魔されたり、またもや琴吹ななせ絡みで誤解を与えてしまったりと、悩みの尽きない彼に同情しつつも思わず苦笑してしまった。

 落ち込む反町くんの前にどこからともなく現れてハイネやバイロンの詩集を押し付けてくる遠子先輩は、相変わらず自分の世界にINして突っ走ってますね。
 私もハイネの詩はピュアで好感が持てましたが、バイロンと中也は好きになれそうに無い。タゴールは感性が違いすぎるというか、嫌いではないんだがいまいちピンとこなかったかも。
 しかし、反町くん、君ってヤツは本に影響されすぎだろう。それよりも、押しの強い彼女に遠慮していないで、男らしく言いたい事をハッキリ言えば解決できる問題もあったんじゃないかなぁ。

 閑話として収録されていた"おやつ"の中での井上の境遇には大笑いしてました。
 案外どれもこれも根も葉もない噂話とは言い難いんじゃないかな、本人が気付いてないだけでそのケはあるような気がする。噂話を信じ込んでアレコレ忠告してくる遠子先輩最高です。
 おまけに心葉に疑惑が持ち上がるたびに恐る恐る訊ねてくるななせがいじらしいのなんのって!

 やはり今回のメインは、『ななせの恋日記』ですね。久しぶりにななせ分を補充できた。
 というか、メールの文面やカレンダーの書き込みとか、性格変わり過ぎでしょう。ななせがあんなに顔文字を使っているなんて、ちょっとショックを受けましたよ。
 心葉もあそこまで想われていたらさぞかし幸せだろうと思いますが、でも、ぶっちゃけ重いだろうというのは納得。いつツンデレがヤンデレに転化してしまうのかとヒヤヒヤものです。

 恋をしている女の子って、いいですよね。ななせも森ちゃんも可愛かった。反町くんもヘタレだけど単純なところが憎めなくていいヤツだった。心葉のいい友達になれないかな。
 森ちゃんと反町くんの恋愛模様の続きは、『"文学少女"見習い』の方で期待しますかね。

 ときに心葉の妹の舞花タンかわいいよ舞花タン。イラストで出てきたのって、初めてじゃない?
“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)
竹岡 美穂

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posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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