ダフロン

2009年08月18日

織田信奈の野望/春日みかげ

479735450X織田信奈の野望 (GA文庫)
春日みかげ
ソフトバンククリエイティブ 2009-08-15

by G-Tools

高校生の相良良晴は気がつくと、なぜか戦国時代の合戦の真っ只中に飛び込んでしまっていた!? そこで出会った織田信奈と名乗る少女は尾張の大名だという。見た目はかわいいながらも、行動は破天荒な信奈に、良晴はサル呼ばわりされながらこき使われることになってしまう。

 第六天魔王はツンデレだった!?

 戦国時代にタイムスリップしてしまった少年と美少女化された戦国武将たちとの天下布武ラブコメディ。

 最近の流行に悪ノリした美少女化戦国武将モノでしたが、キャラはきちんと立っていましたね。
 なぜか戦国時代にやってきてしまった主人公・良晴が、ひょんなことから天下人となる木下藤吉郎の後を継ぎ、尾張の姫大名・織田信奈に仕え立身出世の道を歩み始めるのですが、煩悩全開な彼が信奈や家臣の美少女たちと巻き起こすドタバタが楽しかった。

 蜂須賀五右衛門とねねたんがロリ可愛いすぎて生きているのが辛い。
 織田信長である信奈は、口を開けば傍若無人、行動は破天荒ながらも時代の先を見据えた天才的野望家という信長のイメージそのものでしたが、なんというツンデレ。
 良晴も相手が誰でも自重しないバカだもんで勝気な彼女とはいつも喧嘩ばかりだけど、「お、お前のためじゃないんだからなっ!」と言いつつ、いつも命を張る良晴が一番ツンデレだと思いますが。

 良晴も未来を少しだけ知っているものだから、道三と信奈の会合に口を出して和解させたり、信奈に身内の粛清を止めさせたりと、彼女が『第六天魔王』と名乗って周囲と孤立していってしまわないよう、戦国ゲームの知識を活用して立ち回り、少しずつ歴史が良い方に変わっていくのが見てて面白かった。
 周囲からは理解されず疎外感を味わっていた信奈にとって、良晴という野望の理解者が得られたことが、彼女のメンタルにとっても大きな転換点だったのでしょうね。

 なんやかんや問題を起こしながらも、最後まで読んで気がつけば、「人たらしの天才」と言われるに相応しい活躍をしているんだよなぁ。
 話の流し方は上手いが、ページが会話文ばかりというのはちょっと問題あるような。
 それにしても、天下を統一したあかつきには、ういろうを全国シェアにだとか、茶うけに手羽先、土産にみそ煮込みうどんとか、名古屋人ネタが満載でふいた。ひつまぶしは美味しいよね。

 日本史には詳しくないけれど、ベタなコメディ満載で楽しめました。
 『桶狭間の戦い』まで話が進んで、さてこれからどうなるのかな。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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